生魚の美味しさが分かってきた今~
ミンガラバー!
ミャンマーで現地ガイドをしていた当時、和食を食べる機会がよくありました。ミャンマーでの和食の代表的なメニュは、「寿司」と、「てんぷら」ですが、私はいつも「てんぷら」を選びました。生魚をそのまま食べる日本人を不思議に思い、 お客様から“寿司は美味しいですよ!”と何度言われても食べようとしませんでした。一生「寿司」は絶対食べませんと。
海の魚と川の魚!海に面した地域が限られていて、日本のように流通網が発達していないため、ミャンマーでは川の魚を食べることが殆どです。市場では海の魚は、たまにしか見かけず、少々高級感があります。なまず、ススキ、雷魚…の川魚の種類は多くあり、一般の家庭のおかずはお肉より魚の方がよく食べられます。川の魚は匂いが強いので、どの魚でも煮込み料理にします。海の魚であろうが、川の魚であろうが、どちらも魚は全て臭いと子供の頃から思っていました。そのようなミャンマー人としては、生魚を火を通さないまま食べる日本人をおかしく思いました。
でも、来日して1年後に友人の誘いで「寿司」を食べてみました。食べてみると、魚の臭みがないことにまず驚き、やわらかな魚の身を醤油に漬け、噛む時の食感と旨みを今でも思い出せます(当時、わさびは食べられませんでした)。その初体験で、これまで「寿司」を食 べてなかった自分をせめるばかりでした。それ以後、色々な食物に挑戦し、今では何でも食べれるようになり、苦手なものは殆どありません(牛肉だけは例外ですが)。その中で最も好きなのは「寿司」と「刺身」と「わさび」です。
大阪にある会社で働いているミャンマー人の友達がいます。今年で2年目を迎えますが、未だに「寿司」は食べたことがありません。それだけでなく、日本の魚類(サーモン以外)はダメだそうです。私は食べてみるように薦めて、“食べてみなかったら後で私のように後悔しますよ!”といつも言いますが、まだ食べられませんと断られます。「寿司」と「刺身」をいつか食べてもらえるように言い続けたいと思っています(笑)。
★最近、ミャンマーでも日本の寿司がブームになっているようです。都内のスーパーなどで寿司のコーナーが設けられているようです。生魚のうまさを味わってみてほしいですね。
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