古都バゴー特集Ⅳ~シュエターリャウンパゴダ~
でも、16世紀のモン王朝の滅亡によって、住民も減少し、この地も密林に覆われていきました。その後長い時代を経て、イギリス植民地(19世紀)時代の鉄道建設の際に、この仏像は偶然発見されました。その時から寄進者によって、何度も修復されてきました。“仏陀は女性ですか?”とよく聞かれるほど、修復されるにつれ、とても綺麗なお顔になっています。 長さ55m,高さ16mぐらいあり、「シュエターリャウン(シュエ=ゴールド、タリャウン=横になられるという意味)」という名の通り、お休みになっている御姿です。
ミャンマーでは、大きく造られた仏像はたくさんあるので、大きさとしては他のものと比べられませんが、自然なお顔に造 られましたので、見るだけで心を和らげます。このパゴダの背景には、由来を描いた絵や、仏陀の物語を表わした絵もあり興味深く見ることができます。又、最も魅了されるところは、足の裏です。生きていらっしゃる仏陀を想像して造られましたので、足の裏には108の文様がモザイクで描かれています。ミャンマーでは珍しいこの仏像ならではの特徴で眺めるだけでとても勉強になります。
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コメント
こんにちは。
昨日、スーチーさんと日本の外務大臣の記者会見の映像がテレビで流れてました。ミャンマーがますます訪れやすい所になるといいですね。いつまで仕事ですか?よいお年をお迎え下さい。
投稿: ローリー | 2011年12月28日 (水) 00時03分
ローリー 様
こんにちは、
ミャンマーのことを気にかけてくださり、ありがとうございます。私もスーチーさんの来日を期待しています。それを機に少しずつ変わっていくことも祈りたいですね。
弊社の営業は、明日(12/29、木)までです。今年はあと僅かですが、よいお年をお迎えくださいね。
新年は3日(火)から営業させていただきますので、どうぞ宜しくお願い致します。
投稿: キンキンテー | 2011年12月28日 (水) 18時26分