古都バゴー特集Ⅶ~カンボーザターギー王宮(Kanbawzathadi Palace)
今回は、バゴー市内にある16世紀のモン王朝の王宮を紹介します。
現在の王宮を再現された場所からハンターワディー王朝時代(16世紀)の仏像や土器、当時使われていた金銭、建材、釘…を含めチーク材の柱などが発掘されています。考古学者たちの調べによりますと、16世紀のモン王朝の王宮があった場所だと考えられています。現在の王宮は1995年に再現されたものです。
王宮の発掘作業は1995年頃から始まりましたが、現在に至り少しずつ発掘されています。 そのため、王宮の再現作業は完全に終了していません。今は、発掘作業が行われている一方一般の人が見学できるようにもなっています。主に、小~中学生たちは学校研修でよく見学をします。
王宮はとても広い敷地にあり、中には3棟の建物が建てられています。王様の茶の場として使われていた建物や、会議や面会が行われていた建物などです。敷地の中には当時の浴場なども発掘され、見学することができます。発掘されて いたものは王宮内にある博物館(小規模)で見学することができます。又、当時の建物の柱として使われたチーク材の柱は数多く発掘されていて、400年前のものとは言え、ほぼ元の状態のままで発掘されています。柱の高さやサイズはとても大きいので敷地の中に屋根を作って保管されています。チーク材の柱には様々な地 名(国内)が記載されていて当時の王宮の建設のために様々な地域から送られてきたものということが分かるそうです。
カンボーザターギー王宮は黄金の建物に緑あふれる素朴な場所で、眺めがよくバゴー市のシンボルであるシュエモードーパゴダも見えます。バゴー観光の際、お時間がありましたら立ち寄ってみてくださいね。
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