古都バゴー特集Ⅵ~チャカッワイン僧院
今日は、バゴーにあるミャンマー屈指の「チャカッワイン僧院」を紹介したいと思います。バゴー町には、アマラプラ(マンダレー付近)にある「マハーガンダヨン僧院」と同じく、1000人近くの僧侶たちが修行している大規模な僧院があります。国内には小さな仏教僧院は数多くありますがこのようなものは少なく、その意味で屈指の僧院です。
ここでは僧侶たちの日常生活風景を見学することができ、バゴー観光には外せない見どころだと思います。
僧侶たちは托鉢から戻ってきた後1~2時間を自由に過ごし、その後10時30分頃に寮から 出て、廊下に並び食堂へ向かいます。食堂には托鉢のご飯とおかずが準備してあり、皆と一緒に食事をします(毎日、食事の準備をする担当の僧侶が交代で決められています)。
寄進者がいる日は、托鉢の時間は勉強に使われます。それぞれの僧侶たちは様々な家庭から托鉢してもらって来るので、おかずの種類はとても多くなります。そのおかずを肉、スープ、サラダの種類に分け、それぞれの種別に混ぜます。その混ぜたおかずとご飯が皆の昼食になるのです。変な味のおかずになるのではと思われるかもしれませんが、その味こそがミャンマーの僧院ならではの美味しいおかずを作ってくれるのです。
この僧院は100年以上の歴史があり、全国にその名が知られています。100年前と比べ、 境内にある建物の数も多くなり、僧侶たちの修行生活の設備も徐々に増えてきています(寄進者により)。僧侶たちの仏教検定国家試験などもこの僧院で実施されていて、バゴー管区の僧侶たちにとっては仏教大学のようです。皆さん、訪れる際は必ず立ち寄り見学してみてくださいね。
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