古都バゴー特集 Ⅴ~チャイプンパゴダ
ミンガラバー!
今日は、バゴー町の郊外にあるチャイプーンパゴダを紹介します。バゴーの有名なパゴダの中で、このチャイプーンパゴダは3本の指の中に入ります。郊外にあるせいか、ひっそり静かな雰囲気で訪れる人々を迎えてくれます。静かで落ち着くパゴダが好きな私のおすすめのパゴダです。
悟りを開いた4人のお釈迦様に偲んで造られた、東西南北の参堂や、仏像4体は他のパゴダと同様に見えます。でも、参堂以外に屋根はなく、中心部に高さ30m位の四角形柱の4面に、4体の座仏が造られています。巨大な柱と寄り添う高さで造られましたので、巨大な大仏になっています。4体の仏像は悟りを開いた仏陀4人を偲んで造られましたので、それ
ぞれのお顔や全体の表情が異なり、とても面白く感じます。巨大な柱と仏像は、屋根がないせいか、天気によってパゴダ(仏像)の周辺に漂う雰囲気は異なります。
このパゴダを造ったのは、モン族の4人の姉妹です。彼女らは一生結婚しないことを約束し、一人が一体の仏像を造るようにしました。万が一結婚してしまった場合は、その人が造った仏像は壊れるようにのろいもかけたそうです。しかし、その 中の一人が結婚してしまいましたので、その人が造った仏像(西側)が壊れてしまいました。その後、18世紀に寄進者によって造り直されました。
西側の仏像は、他の3体の仏像に比べ造り方や表情が違うので、15世紀と18世紀の仏像建築を見比べることができ、仏像が好きな方には面白く感じられることでしょう。バゴーは例年雨量が多いので、屋根がない場所の仏像には汚れがつきます。そのため、毎年寄進者によって新しくペンキで塗り直されます。ちょうど、その修復の時に訪れれば、ミャンマーのパゴダ修復を体験することも出来ます。
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