調味料～ウコン

ミンガラバー！

写真に写っているのは、「ウコン」です。ミャンマーの日常の料理作りに欠かせない調味料です。黄色いウコンは料理をいい色に仕上げたり、体内の血の流れをよくする力がある（漢方薬の言い伝えにより）と言われています。又、料理に入れると毒のある野菜などを食べてしまったとしても毒をなくしてくれるそうです。そのためミャンマーでは料理にウコンをよく入れます（田舎などでは塩、味の素、ウコンが主な調味料です）。

ただ、それだけではありません。子供を出産してから7日目まで「ウコン」を1日3回飲むという習慣もあります。ウコンを飲むことによって母親の体内の血が清潔になり、流れがよくなると言われています。でも、日本のように飲料としてではなく、ウコンの根っこを粉にしたものを湯に溶かして飲むだけなので苦味があります。又、蚊が多い時季には蚊取り線香としてもよく使われます。ウコンの根っこを燃やした煙を蚊が嫌うからです。色々な方法でウコンは使われますので、どこの市場や漢方薬のお店でも簡単に購入することができます。

飲み会に参加すると、始まる前に「ウコンの力」を飲む先輩がいます。私はまだ口にしたことがありませんが、それを飲むとお酒が気持ちよく飲め、二日酔いにも強いらしいです。「ウコンの力」が発売された当時、「ウコン」で作られる飲料なので飲む人は…？と思っていましたが、今では人気度が高いですね。でも、ウコンは身体に良いので、理にかなっていると思います。