ミャンマーの至る所で見かける印、それは?
ミンガラバー!
今日は、ヤンゴンのシュエダゴォン・パゴダのある一つの印を紹介します。実は、シュエダゴォン・パゴダにあるとはいっても、どこのパゴダでも寺院や僧院そして一般の家庭でもよく見かける印です。ミャンマーを訪れたことがある方には見覚えのある印かもしれません。
仏陀のお経の種類は数えられないほどあります。ミャンマーの仏教徒とお経を唱えることは、区別することが出来ないほど日常生活の中に溶け込んでいると思います。徒歩や移動中でもよく唱えたりします。子供の頃から親やお爺さんお婆さんに教えられ、又僧院やお寺などで開催される仏教の勉強会などに参加する人が多いので、殆どの人はお経の本を見なくても唱えられるようになっています。
花模様(菊の花?)のように見えるのではないでしょうか。実は花の印ではなく、仏陀の一つのお経を表しているものなのです。写真に写っている印(お経)はお経の中でもよく知られているものです。「24パダン」と言い、1~24番まで含まれているお経です。丸い形の中心から分かれている24個は24番までの数を表しています。
「24パダン」を熱心に毎日唱えると、日常の災い(交通事故…)や自然災害などから身を守ってくれると信じられています。偶然災いにあう時は自然に口から出てくるのは「24パダン」のお経です。でも、24パダンのお経はとても長く、全部唱えると1時間ぐらいかかります。そのため、毎日24個のタイトルだけを唱える人もいます。災いから守られるお経なので、バスや船などの先頭部によく見かけたりもします。ミャンマーを訪れる際は探してみてくださいね。
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