ヤンゴン観光特集Ⅳ~チャウッターヂー・パゴダ
ミンガラバー!
今日は、ヤンゴン市内にある『チャウッターヂー・パゴダ』を紹介します。ヤンゴンでは一番規模の大きな寝釈迦仏像です。但し、ミャンマー国内にある寝釈迦仏像と比べると中程度の規模かもしれません。南部(モン州)には長さ200mを越える寝釈迦仏像があるからです。
このチャウッターヂー・パゴダはヤンゴンの中心部からバスで15~20分ぐらいで行けます。住 宅街の奥にあり、周囲には僧院もたくさんあります。このパゴダは他のパゴダとは違い、外見は素朴な僧院のように見えます。しかし、中に入ると長さ70m高さ17mの巨大な寝釈迦仏像が祀られています。仏像はお休みになられている姿で、バゴーにあるシュエターリャウン寝釈迦仏像と同様に足の裏には108つの絵柄があります。足の裏の中心部に仏教宇宙観図が描かれ、その周りには仏陀の一生にわたる歴史の絵が描かれています。一つ一つの意味を考えながらその絵を観るのも面白いかもしれません。
お顔がとても綺麗なので、お客様には「ミャンマーの仏陀は女性ですか?」とよく聞かれる ほどです。
実は、このチャウッターヂー・パゴダは1906年に一人の寄進者によって造られました。造られた時は、お座りになられた形でちょうど鎌倉の大仏のような印象でした。その後、戦争や自然災害で徐々に壊れかけてきた大仏を50年後に仏教徒の人々が寄付金で造り直したものが現在の寝釈迦仏像でした。以前は地味な仏像でした。現在のものは、生きていらっ しゃる仏陀をイメージして造ったのですが、黄金できれいな仏像になりました。特にお顔の部分が優美な女性のように、マニキュアされた長い手、長いマツゲとガラスの瞳、ガラスモザイクで飾られた袈裟など、とても綺麗に造られています。
皆様もヤンゴン市内観光で訪れる時ゆっくりご覧になってみてくださいね。
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