バガン遺跡~マヌーハ寺院の続き…
ミンガラバー!
マヌーハ寺院の門から足を踏み入れる瞬間、驚くほどの大きな鉢が見えます。熱心な仏教徒であるマヌーハ王夫妻が毎日鉢に食事を入れ、仏陀にお供えしたと言われています。その大きな鉢は現在お賽銭箱になっています。
マヌーハ寺院は正方形になっていて、アーチの天井型が多い11世紀のバガン時代の他の寺院と比べ、天井が低いです。そのため、内部はとても窮屈に感じられます。その窮屈な空間に大きな仏像が3体祀られています。寺 院を造ってから、その壁にくっつくように仏像が造られたと伝えられています。仏像のお顔はとても厳しい表情を表しています。それはマヌーハ王夫妻が現代人に伝えるメッセージだと言われ、タトゥンの王宮と比べ、バガンで暮らす心の厳しさを訴えているとされています。
又、寺院の後ろ側にある大きな涅槃像は、マヌーハ王が自分の人生の終わりを告げて造られたと言われています。
この寺院を訪れるたび、大きな鉢を見て、当時のマヌーハ王夫妻が仏教を深く信じていたことを思い、窮屈な空間で厳しいお顔の仏像を拝むと、マヌーハ王が奴隷として暮らしていた当時を鳥肌がたつほど感じてしまいます。マヌーハパゴダは他の有名なアーナンダ寺院や、シュエズィーゴォンパゴダ、シュエサンドーパゴダなどと比べられませんが、私のお気に入りのパゴダです。
皆様も、バガン遺跡に訪れる時には必ず足を運んでみてくださいね。
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