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2012年8月16日 (木)

公開中の「The Lady」

ミンガラバー!

先日、アウンサンスーチー氏の半生を描いた映画「The Lady アウンサンスーチーひき裂かれた愛」を見に行ってまいりました。20年ほど前のミャンマーのことを改めて思い浮かべながら見ていました。

1980年代のミャンマーは、当時小学生だった私にはあまり分かりませんでしたが、政治も経済もとても不安定でした。一週間か数ヶ月ごとに国の大統領が変わっていたことや、主食「米」がヤンゴン市民に行き届かず、住むこと自体が難しくなり、私たち兄弟5人は田舎の親戚の家で半年ほど住んでいたことだけを今でも覚えています。

ミャンマーの一般庶民にとってアウンサン将軍のことはよく知られていますが、スーチー氏400pxaung_san_suu_kyi__world_economについては2年位前までは一般的なこと以外(報道を厳しく禁じられたこともあり)詳しく知られていませんでした。但し、長い間にわたって軍事政権との戦いを続けてきたスーチー氏に対するミャンマー人の気持ちは父親のアウンサン将軍への気持ちと同様です。家族を含め、自分の全てを捨てるぐらいの強い気持ちでこれまで頑張ってきた彼女のおかげで、今のミャンマーがあるということを改めて思わずにはいられません。

母親の介護のために帰国したスーチー氏でしたが、非暴力民主化運動応援で地方に出張し、帰宅した時には母親が亡くなっていました。大切な母親の最後に間に合わなかったそのシーンは、とても悲しく自然に涙がこぼれました。

その他にも、映画の登場人物の多くが本物の人物と非常に似ていることに驚いたり、20年前のミャンマーそのままの風景に感心したりしました。スーチー氏の半生を描いた、この映画は20世紀末の知られざるミャンマーのことも知ることができ、また感動も与えてくれると思いますので、ご興味のある方は見に行ってくださいね。

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