仏像の微笑み~アーナンダ寺院
東西南北に祀られている大きな仏像4体の中、南北の仏像は11世紀の当時のもので、
東西の仏像は災害で壊れ14~15世紀に新しく造られたものです。
少し離れた場所から見るとお釈迦様が生きていらっしゃるかのように人々に微笑んでくださり、安心感を与えてくれます。
ところが、不思議なことに近づいて見ると怒っているお顔に見えてきます。
アーナンダ寺院には2つの通路があり、内側の通路は当時の王族や貴族が参拝するもので、外側の通路は一般の庶民が参拝する通路でした。
お釈迦様は庶民に微笑むことで安らぎを与え、王族や貴族には平等に治めるようにと厳しいお顔をしたと伝えられています。
そのような感情が複雑に表われる仏像を造ったバガン時代の職人の技術力にも感動してしまいます。
ところで、9月21日(土)に「東南アジアの祈りの世界」フォーラムが開催されます。
アンコール遺跡研究の第一人者である石澤良昭先生を講師に招き、カンボジアやラオスの祈りの世界に迫ります。
また、ミャンマーへ添乗でよく行く先輩と一緒に私もミャンマーの魅力や観光ハイライトについてご紹介しますので、お時間のある方はどうぞお越しくださいね。
お待ちしています…
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