寝釈迦仏像(マヌーハ寺院)~バガン遺跡 ユーラシア旅行社で行くミャンマーツアー
ミンガラバー!
本日は、マヌ-ハ寺院にある寝釈迦仏像を紹介します。
マヌーハ寺院はバガン遺跡にあり、1059年に造られました。
2000以上のパゴダ群の中でも、ユニークな巨大仏像の数々でよく知られています。
仏教に信心深いモン族の王様「マヌーハ」は王妃と共にバガンに連行されたのですが、そこで亡くなる前に自分の全ての財産を費やして造らせたそうです。
バガン王国での暮らしや、自分の心境を次世代に伝えるために造られたとされ、その通りであるかのように本堂にある巨大な仏像3体はお参りできるスペースがとても狭く、又仏像のお顔の表情もきつく見えるように造られているのです。
でも裏側にある、この寝釈迦仏像だけは亡くなるまで深く仏教を信じていた王の穏やかな心で一生を終えたいという思いに包まれています。穏やかな微笑みの寝釈迦仏像が今でも訪れる人々に温かく、心を落ち着かせ、安心感を与えてくれます。誰にでもその気持ちが伝わってくるはずです。
本堂と変わらない狭いスペースでお参りするのですが、窮屈感をあまり感じなく、心が穏やかになれます。
村の人々が灯す光とお参りする光景も温かい気持ちにしてくれます。
この寝釈迦仏像を拝むたび、連行されてバガンでの暮らしを強要されたマヌーハ王夫妻の当時の気持ちが偲ばれて、私にとっては何度行っても飽きることのない場所になっています。
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