仏教徒の尼僧さん(ミャンマー)
ミャンマーの尼僧さんたちの托鉢光景をご紹介したいと思います(添乗員さんの撮影写真です)。
ミャンマーでは、仏教徒の男性は二十歳までに得度式を行って必ず仏門に入るのが一般的です。
女性の場合は、必ずしも尼僧になって仏門に入ることはありません。
修行に憧れる人や来世のことを思って修行して終世したいという女性は、尼僧になって尼寺で修行します(ミャンマーの観光地の一つであるサガインには、たくさんの尼寺があります)。
仏教の勉強をはじめ、一日の食事を正午までに終わらせることや世間との関わりを出来るだけ少なくすることなどは僧侶と同様で変わりありませんが、托鉢に関しては尼僧さんの方が戒律がもっと厳しいかもしれません。
僧侶は毎日托鉢に出かけ、ご飯やおかずを托鉢できます。
尼僧さんは毎日ではなく、満月や陰月と週に1、2回(ミャンマーの暦によります)ほどの回数でしか托鉢できません。また、お米や食材の生野菜などしか托鉢できず、その材料で自炊して修行することになります。
そのため、町中では僧侶たちの托鉢光景はよく見かけますが、托鉢の時間帯や日にち、もらえるものが限られている尼僧さんの托鉢光景と出会える機会はそれほど多くないと思います。
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