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2016年4月

2016年4月26日 (火)

納豆食品ペーポーピャーin Myanmar

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ミンガラバー!

シャン州に行くと、このような光景をよく見かけます。

地元の人たちの日常の食卓によく出てくるおかずの一品です。

現地の言葉では『Pe-potte-pya(ペーポーピャー)』と言って、大豆が原料で作られています。

作り方がシンプルなのでどの家庭にもあり、おふくろの味として食べたくなる家庭料理の一つです。

まず、大豆を柔らかくなるまで煮込んで、すりつぶし、ラッキョウや生姜、ニンニクなどをみじん切りにして混ぜあわせます。まんべんなく混ざったら手のひらサイズにして、さらに厚さも薄くして、乾くまで何日間も干します。芯まで乾いてきたら完成です。

食べ方もまたシンプルです。その一つは、炙って荒く崩し、オイルと塩を少しかけます。サクサク感があり、混ぜあわせた生姜やラッキョウの香りが香ばしくなるので白いご飯にピッタリです。

地元の人たちの中では、食事はペーポーピャーだけで充分だと言う人もいます。 また、野菜と一緒に炒めて食べたりもします。

ミャンマーでは、大豆食品というと納豆とペーポーピャーが首位です。臭みを感じる納豆より、ペーポーピャーの方がよく食べられていると思います。

シャン州を訪れる際は是非味見してみてくださいね。

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2016年4月 8日 (金)

牛とミャンマー人

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ミンガラバー!

ミャンマーの水掛け祭りは、4/12からスタートします。水掛け祭り~新年~仏陀誕生の日を含め、たくさんの仏教祭りがある4月はミャンマーの人々にとってとても大切な月です。…

5月に入ると雨が降り始め、それを機に農民たちも忙しくなります。

近年では地球温暖化で天気に恵まれないこともありがちですが、それでも農民たちはメゲずに頑張っています。私の親戚の多くは農家なので、夏休みには田舎で過ごすのが普通でした。牛車や水牛らを見ると懐かしく感じます。

ミャンマーでは二毛作が殆どですが、天気に恵まれれば三毛作の地域もあります。自力で耕す地域が殆どです。なので、牛と水牛は今でも畑の主人公です。ただ、それだけではなく村人たちの交通手段の水牛車や牛車にも欠かせません。

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牛や水牛は恩人であると共に仲間でもあると考えるミャンマー人も多くいて、そのために牛肉を食べない人も多いようです(私も同様です。来日して9年目になりますが…日本の美味しい牛肉をまだ食べることはできません)。

残念なことに、水牛らは畑のために一生懸命働いてくれていますが日常の食べ物は草やワラ、糠などしかなく、年をとると痩せてくるのです。でも、働けなくなったらペットとして養っていくのもミャンマーらしい風俗習慣かもしれません。亡くなったら人と同様に土葬します。

ちなみにミャンマーでは鶏、豚、ヤギ、魚、牛の中で最も消費が少ないのが牛肉なのです。

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