命を捧げる修復作業!~in ミャンマー
ミンガラバー!
ミャンマーは今日もまた暑い日が続いているようですが、6月からは雨が降り始め暑さが和らぎます。
スコールが多い雨季の間は屋外にあるパゴダは雨風にさらされ、彩色が薄くなったりするので、修復作業が欠かせません。
今年の2月には仏教聖地「チャイティーヨーパゴダ」の修復作業(金箔貼りかえ)が行われていました。
今年もおかげさまでユーラシア旅行社のミャンマーツアーがたくさん出発しましたが、修復作業の正確な情報がなかなか掴めず、観光出来るかどうかとても心配でした。
何故このようなベストシーズンに!と思う方もいらっしゃったのではないでしょうか…
ミャンマーのパゴダの多くは黄金で輝いています。パゴダは“いつでも綺麗に”という思いがとても強く、彩色が薄くなりかけると自然に修復したい気持ちになります。
パゴダの修復に寄進することは来世に繋げる功徳を頂けることなのでミャンマーの人々にとって至福の思いです。
修復は賽銭箱のお布施と寄進者をもとに管理グループが決めることなので、その実地時期は定かではありません。地元の観光業界にも事前に発表がないものなので突然、後から分かるのが殆どです。
チャイティーヨーパゴダは1000m以上の山の頂上にあり、雨や強風で金箔が落ちやすい環境にあります。技術的にまだ進んでいないこともあり、鉄と竹を使用した足場を岩の上に設置することや、岩そのものに金箔を貼るのも中々難しいものです。それでも命がけて修復を続けていきます(ところでミャンマーでは社会保険はなくはないのですが、加入している人はとても少ないのです)。
今まで修復作業で事故が起きたことがないのも岩の中に納められた仏陀の聖髪のおかげだと信じられています…
みなさまもミャンマーに訪れる際、どこかのパゴダの修復に出会えたなら、残念がらずに命をかけて作業している地元の人々を応援してくださいね。
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