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2016年12月

2016年12月16日 (金)

スーチー氏来日

ミンガラバー!

今年も短かったように感じましたが、皆様はいかがだったでしょうか。

4月の熊本の地震。7月のミャンマーの地震。この12月のインドネシアの地震。半世紀ほど地震が起きていなかったミャンマーでは「地震」を知らない人も多かったのですが、その恐ろしさを知った今では地震に対する意識が高まったようです。行政側も地震が起きた際の心構えや最新情報を発信するようになったそうです。

また、世界各国で国の土台を揺るがせるような政治的な出来事もありました。

(紀元前268~232頃)、ある日、インドのアショーカ王が夢をみたそうです。一般人には理解できないような夢のようで、仏陀にお尋ねしたことを子供の頃に学びました。

その夢の一部ですが、将来、人々や社会にいい影響を与える人、悪い影響を与える人が現れます。悪い影響を与える人の支持者は多く、一方いい影響を与える方には支持者は少ない。そして、支持者の多い方が勝利することになり、社会がその人や組織を中心に振り回されると解説されます。

仏陀の予言通り、一国を代表する人物の言動が周りや社会を振り回しているように思えました。

……この2016年は、建てなおし真最中の母国ミャンマーにとって、目の前の問題を少しずつ解決していく「めまぐるしい年」でしたと思います。来年もそれ以降もたくさんの課題を解決していくしかありません。

今年の11月に来日も果たし、自分の全てをミャンマーのために貢献しているスーチー氏と信頼をよせられている新政権に、これからのミャンマーを託してみたいと思います。

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2016年12月 1日 (木)

変わらないもの~in ミャンマー

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先月、帰国したミャンマーツアーの写真の中にバガン仏教遺跡の日の出と夕日の写真がありました。

毎日と言っていいほど激しく変化していくミャンマーの現状の中でも、バガン遺跡の雰囲気や景色が、さすがに昔と変わらないままに見えたので、ほっとしました。Dscn9702

写真の中に(今年の地震で壊された)修復中のパゴダの姿も入り込んで映し出されているので、人間の命とともに建造物も永遠に存在しないことを改めて感じました。1

手を伸ばせばすぐに、最新情報や物が溢れている日本で暮らしながら、それらに刺激され緊張する毎日を送る私。この状況こそが当たり前だと思ってしまったり、また一方現地の家族や友達と連絡を取り合っているとミャンマー人に戻ったりして、自分が二人いるような気もします。

たまに、このようなミャンマーの素朴な風景を見ると、懐かしく思います。現地ガイドをしていた頃、朝早い時間からお客様と一緒に遺跡を回って忙しく仕事をして、夕日が沈む頃には遺跡の何処かのパゴダにいて、静かに夕日を見る。今日も、疲れたと思いながらも充実した一日でもあったと思い、明日も頑張ろうと決心して、繰り返す当時の毎日が目に浮かびました。

日本の皆さんにもバガン仏教遺跡の日の出と夕日の素朴な風景に出会ってほしいものです。

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