自然・遺跡

2010年10月12日 (火)

ミャンマーで最も不思議な巡礼地「チャイティーヨー」~Ⅱ

Compareblogtemplate_2   ミンガラバー!今日はチャイティーヨーパゴダの歴史をご紹介します。
 チャイティーヨーパゴダの歴史はとても古く2500年前頃から始まります。かつて、モン州の首都だった「タトゥン」という町は2500年前は仏教が栄えたところでした。お釈迦様はタトゥModestyblog ンの人々に説教をするため1週間ぐらい滞在したこともありました。その間ずっとお釈迦様の近くにいてお世話をした3人のお坊さんがいました。帰る前にお釈迦様が3人のお坊さんに聖髪(1本ずつ)をくださったことがチャイティーヨーパゴダの始まりです。
お坊さんたちはお釈迦様の尊い聖髪を大切にしてそれぞれの修行の為に別れました。その中の1人は聖髪から心身ともに離れたくないと思い、自分の髪の毛の中に入れて、大切にしていました(当時のお坊さんは現在とは違い、長い髪の毛があります。髪を結び、三角形の細長い帽子をかぶって修行していました。今でも、当時のお坊さんの格好をして修行しているお坊さんたちはチャイティーヨーパゴダの近くで修行しています)。彼は1人でチャイティーヨー山の上で長年修行していました。

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2010年10月 7日 (木)

ミャンマーで最も不思議な巡礼地「チャイティーヨー」~Ⅰ

Monkblogtemplate  ミンガラバー!今日からチャイティーヨーパゴダのことを少しずつ紹介してみたいと思います。
 ミャンマーの仏教徒なら1度は必ず訪れたいと願う屈指のSeparateblog_2巡礼地「チャイティーヨーパゴダ」はチャイトー(モン州)という町のチャイティーヨー山(海抜1000m以上)の頂上に建てられています。
 チャイティーヨーパゴダは人々が金箔を張り続けましたので、黄金で輝いていますが、実は写真のように変った形をしている巨岩です。その下には高さ8mぐらいの岩壁があります。岩壁と黄金の巨岩は100%接しているわけではありません。岩自体は岩壁から半分ぐらい、はみ出しています。しかも、接している部分のうち3分の2は離れています。でも、それはすぐに落ちそうに見えますが、絶対に落ちません。

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2010年9月16日 (木)

パオ族のガイドが案内する仏教遺跡~カッグ

Monk2blogtemplate  ミンガラバー!
 今日は大雨で、久しぶりに涼しくなりましたね。
 さて、前回の続きでタウンジーの奥地にあるパオ族の聖地「カッグ仏教遺跡」をご紹介します。カッグ遺跡はタウンジーから42km(バスで2時間)ぐらい離れたところにあります。言うまでもなく、ここも10年前までは観光客が訪れることが出来ませんでしたので、あまり知られていませんでした。でも、今では観光シーズンになると外国の観光客で賑わっています。パオ族が自治している地域なので、外国人の 観光客が訪れる際、パオ族のガイドの引率がなければ立ち入ることは出来ません。観光客もパオ族と身近に接することができますので、旅がもっと面白くなるかもしれませんね。
 インドのアショーカ王様(BC3世紀頃)が仏教の繁栄のため様々な地域に4万8千のパゴGaidoblogtemplateダを造りました。カッグ遺跡はその中の1つだと言い伝えられています。12世紀頃にはバガン王朝のアラウンズィートゥー王によって復元されたこともありました。
 17世紀ぐらいになるとカッグ遺跡周辺は野生の木で覆われていました。ある日、近くの村に住む夫婦が畑に出かけた時、通りかかったやぶの奥から光が出ているのを見かけたので、光を探しました。その時、近くを通った野生のイノシシ群れの中の一匹が鼻で土を掘り始めました。イノシシが掘った所から仏像が見つかり、村の人たちも一緒に掘ったところ無数の仏像が出てきました。無数の仏像を1体ずつ安置してパゴダを造りました。当時は4000平方メートル(1200坪)ぐらいの土地に約2,500基をこえるパゴダがあったと言われています。

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