タディンジュ~in ミャンマー
ミンガラバー!
例年、10月に入ると雨が少なくなり、乾季を迎えるミャンマー!
ミャンマー暦では10月のことを『タディンジュ=Thadinkyut』といいます。
“年に1度、地球にお釈迦様が現れる日”だと伝えられているタディンジュの満月の日には、玄関や窓際に火が灯ったロウソクや装飾した明かりをつけてお釈迦様をお迎えし、家の仏壇に祀られる仏像にも、いつも以上に食事や果物、飲み物、お花をお供えします。
パゴダには、お参りで大勢の人が訪れます。日本の初詣の時と同じような光景です。
又、この時期はお年寄りを敬う季節でもあります。
親を含め祖父母、 先生、お世話になった人たちに対して、食べ物や着るもの、金銭を寄進し、今まで迷惑をかけた分や悪かったこと…全てを許していただけますようにと、謙虚な気持ちで手を合わせて拝みます。
……といった行事が多いミャンマーの10月は、まるで日本の12月のように忙しく、毎日が慌ただしく感じます。
私が日本語を勉強していたボランティア学校での話ですが、毎年10月になると生徒たちが小遣いを集めて日本人の先生方に景品をお渡しして拝む時、先生方の慣れない風習に戸惑う姿は、思い出すと今でも懐かしく感じます。
最近のコメント