シャン州

2015年2月27日 (金)

変わらぬ遺跡と笑顔~in カッグ遺跡 (ミャンマー)

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先日『ミャンマーの古都と世界遺産ピイを訪ねて15日間』のツアーが帰国しました。

添乗員さんの写真の中で『カッグ遺跡』と、そこに暮らすパオ族の写真を見つけて、とても懐かしく思いました。

シャン州の奥地にあるカッグ遺跡!

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2500年前、インドのアショーカ王によって造られたと伝えられるこの遺跡は、バガン王朝やシャン族によって復元され、その後17世紀にパオ族の老夫婦によって発見されました。

当時は、2000基以上の仏塔があったと言われ、今でも奥行き300m、幅150m位の土地にた~くさんの仏塔が昔のまま残っています。

周辺には樹歴100年以上の菩提樹の木や、ねむの木がたくさんあり、とても静かで落ち着いた遺跡です。

遺跡とその周辺はパオ族の特別地域で、入境するためには管理事務所から許可をもらい、パオ族の現地ガイドと共に遺跡巡りをすることになっています。

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なまりの強いミャンマー語を話すパオ族ですが、いつもガイドさんたちが笑顔で優しくゆっくりと説明してくれます。

又、集落に立ち寄った時に村の人々と触れあえるのも、私がガイドをしていた時の楽しみの一つでした。

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キリスト教徒が多い少数民族の中、信心深く謙虚な仏教徒であるパオ族がずっと、この遺跡を守り続け、昔ながらの伝統を守って生活しているこの地域!

この写真をみて、昔のカッグ遺跡での思い出を懐かしく感じました。

<ユーラシア旅行社で行くミャンマーツアーの魅力>

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2014年11月20日 (木)

郷土料理(シャン州)~ユーラシア旅行社で行くミャンマーツアー!

ミンガラバー!
今日は、シャン州の郷土料理をご紹介します。
ミャンマーには様々な民族料理がありますが、その中でも全国民に親しまれるシャン料理!
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私も、シャン料理が大好きです(笑)。
どの料理も程良い味の濃さに、さっぱりしていて、白米にもピッタリで、とても美味しいからです。
シャン州は野菜が豊富で、中でも菜の花やトマト、ラッキョウ、夕顔は毎日の食卓によく出てくる素材です。
作り方は様々ですが、ラッキョウや納豆は日本の漬物のようなイメージで毎日の食卓の一品でもあります。

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納豆は、シャン流の食べ方があり、おせんべいようにして乾かして炒めたり、炙ったり、揚げたりして食べます。
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それ以外にも、インレー湖の郷土料理である“湖の魚とトマトの煮込み料理”や“魚ご飯(白米に骨を抜いた魚の身やオイル、玉ねぎやニンニクの揚げ物を混ぜあわせたご飯)”などもあります。

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■ユーラシア旅行社で行くミャンマーツアーの魅力!

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2014年11月 7日 (金)

添乗員さんの写真~インディン仏教遺跡~ユーラシア旅行社で行くミャンマーツアー!

ミンガラバー!
先月9日に出発したミャンマーハイライト9日間ツアーの添乗員さんが撮ってきた『インディン仏教遺跡群』の写真をご紹介したいと思います。
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この遺跡は、インレー湖の奥地にあり、ニャウンシュエ町から観光ボートで1時間20分ほど進んだ所にあります。
400本以上の大きな柱で造られた長い参道が、この遺跡の特徴です。
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その参道の奥には17~18世紀に造られた1054基以上の仏塔が点在しています。
元々、2000年前にアショーカ王によって造られたと伝えられるこの遺跡は、その後、17世紀頃にパガン王朝を築いたアノヤタ王を始め多くの歴代王様に修復され、現在の形になったそうです。

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内戦や第二次世界大戦中、空爆被害を受けないようにと地元のインダー族の人たちが密かに守ってきたので、長い間国内でもあまり知られることがありませんでした。

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そのため、未だに殆どの仏塔は修復されておらず、崩れ落ちたまま残っています。
この遺跡を見るたび、仏教徒の私は寄進者がたくさん出てくるようにと祈るばかりです。

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2014年10月10日 (金)

シャン州の乾季ならではの風景 ~ユーラシア旅行社で行くミャンマーツアー!

ミンガラバー!
今回はミャンマーの東に位置するシャン州を紹介したいと思います。2dsc_2593

中国と国境が接しているシャン州は、7つの州の中で最も広く、人口も最も多い地域です。
シャン高原と呼ばれるほど小高い山が多く、大きな山の上にある町という意味のタウンジー(州都)は静かな雰囲気が漂うとても落ち着いた町です。1dsc_0369

シャン州には、鉄分が多く含まれている赤い土地が多いので野菜が美味しいことでも有名です。
その中でもお米、麦、ひまわり、大豆、ゴマ、そば、菜の花が名物です。
10~3月(乾季)の間はこれらの畑が見頃を迎える時期です。3dscf0213

近郊のインレー湖ピンダヤカッグ遺跡、タウンジー町に移動する際、車窓から見える風景はとてもきれいなので、南部出身の私は地元ではあまり見られない、この風景がとても
お気に入りでした。
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PS:ところで、10/18(土)・19(日)に「ミャンマー祭り」が港区の増上寺にて開催されます。ミャンマーの踊りや歌、料理、土産物、写真展などリアルなミャンマーを間近かに感じられるプログラムがもりたくさんあるようです。お時間のある方は、足を運んでみてはいかがですか。

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2014年1月21日 (火)

太陽の光の下の小僧達~「ユーラシア旅行社で行くミャンマーツアー」

ミンガラバー!
先日帰国したミャンマーツアーの添乗員さんが撮ってきた1枚です。Dscf5268
インレー湖からバスで30分ほど離れた所に「シュエヤンピェー僧院」があります。
19世紀にシャン族(少数民族)の大領主によって建てられた僧院で、今でも僧侶たちがここで修行しています。
中にはシャン族が長い間信仰してきた仏像が納められています。
とても細かくてユニークなデザインの仏像が殆どで、改めて美を感じさせられる仏像ばかりです。

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2013年8月20日 (火)

ミャンマーの気球祭り

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後2ヶ月ほどでミャンマー最大級の気球祭りが催されます。元々はタウンジーを代表する「スラムニパゴダ」に灯りを捧げる行事のお祭りでしたが、シャン州の名品を使って気球を造り、地域を盛り上げ、仲間意識を高めようとして行われるようになったのがこの気球祭りです。
村ごとにシャン州で作る伝統の紙を使って気球を造り、サイズやデザイン、カラー、飛び上がる高さなどを競いあいます。祭りは3日間にわたり、昼~夜明けまで400個以上もの気球を打ち上げるそうです。農業を営む村が多いので、家畜形の気球もあります。夜は鮮やかで綺麗な規模の大きいな気球を打ち上げます。

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2010年9月24日 (金)

パオ族の大移動~カッグ遺跡のお祭り

1noblogtemplate  ミンガラバー!祝日が多い今週、国内・外にお出かけする人々も多いと思います。しかも、今週末には旅行博のイベントが行われますね。Blogtemplate
 さて、今日はパオ族が寝泊まりしてまで楽しく参加するお祭り「カッグ遺跡のお祭り」をご紹介します。
 カッグ遺跡の祭りは毎年2度(11月と3月)、1週間ぐらいにわたって催されます。どちらが盛大かの特別な区別はありま 3blogtemplateせん。両方ともパオ族にとって盛大な催しです。ユーラシア旅行社の2010~2011年のミャンマー方面のツアーでは祭り の最も賑やかな最終日である満月の日(11月21日と3月19日)にご案内させて頂きます。Blogtemplate_2
 有名なカッグ遺跡のお祭りと言ってもパオ地帯の飾らない雰囲気そのまま、素朴に催される祭りで、色鮮やかな伝統衣装をまとって微笑みあふれるパオ族と出会えます。周辺にBlogtemplate_3 住むパオ族だけでなく、遠いところに住むパオ族まで家族全 員又は村中のパオ族が集まります。それらのパオ族は家族旅行のようにテントや鍋、服、毛布などの日常生活用品を持って牛車やトラックなどでやって来ます。10キロ、20キロ以上Blogtemplate_4離れる地域から歩いて来る人も多いようです。彼らは日帰りは無理なので、遺跡の周辺に牛などを放し、その隣にテントをはって祭りが終わるまで寝泊まりして参加します。

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2010年9月21日 (火)

カッグ遺跡のかわいい守り神

Blogtemplate  ミンガラバー!今日も引き続き、カッグ遺跡の見どころをご紹 介したいと思います。
 カッグ遺跡には2000基以上のパゴダがあり、バガン遺跡ほぼ同じで煉瓦や砂岩などで造られています。様々な時代(17~19世紀ぐらいまで)に多くの寄進者によって造られましBlogtempla_2 たのでサイズや形、高さなどそれぞれに違いがあります。又、シャン様式とビルマとシャン様式を交じり合わせて造られたパゴダもあります。様々な形で造られているのが特徴で、お墓のような形もあり、「これはお墓ですか?」とお客様に聞かれたこともよくありました。Blogte
 パゴダの形ですが、ミャンマーにあるパゴダは仏塔と寺院の2種類です(ミャンマーにあるパゴダの簡単な見分け方はこちら)。カッグ遺跡にあるパゴダは仏塔の形をしていますが、中に仏像が祀られていますので仏塔であるとも寺院であるとも言えます。仏像だけ祀られているところもあれば、ブッダの物語を彫刻で表しているところもあります。寄進者が絶えてしまった仏塔もありますので、壊れている仏像などもたくさんあります。また、鳥などが運んできた種から木が生え、木が大きくなるに連れ、壊れつつある仏塔もあります。Blogtemplate_23blog

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2010年8月10日 (火)

シャン州の州都「タウンジー」 

 ミンガラバー!今日は「タウンジー」をご紹介します。
 シャン州はミャンマーを代表する7つの州(カチン州、カヤー州、カリン州、チン州、モン州、ヤカィン州、シャン州)の中で最も大きい州で、州都が「タウンジー」です。シャン州は中国と国境が接していますので、昔から国境を通して行き来がありました。そのため、シャン州の殆どの地域では中国系の住民が多く、シャン語と中国語が一般的で、ミャンマー語はあまり使われていません。
 州都は、海抜1400mぐらいの大きな山の上にありますので、「タウンジー」と名付けられ ました(ミャンマー語では「タウン」は山、「ジー」は大きいという意味です)。静かで、のんびりしている町なのでとても過ごしやすく感じます。乾期(10~2月ぐらい)になると気温が低くなり(冬の東京と同じぐらい)、キレイな花たちも咲き始めます。但し、日本のように花見の文化はありませんので、花が咲き始めると、町の人々は「1年ってあっという間だね!」と囁くだけで、花の美を感じる人はあまりいません。

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2010年8月 5日 (木)

8000体の仏像~ピンダヤ洞窟~

Blogtemplate  ミンガラバー!今日はインレー湖からバスで3時間ぐらいのところにある「ピンダヤ洞窟」をご紹介します。
 「ピンダヤ」は標高1170mぐらいの所にあります。シャン州にある小さな街ですが、国内外の観光客がよく訪れます。また、この街には、8000体の仏像が祀られている「シュエウミBlogtemplate_4ン洞窟(ピンダヤ洞窟)」があり、第一の観光スポットになっ ています。多くの少数民族が住んでいますので、彼らの素顔にも触れることができます。伝統的な手仕事である傘工房、紙工房なども見学できます。そのため、小さい町でありながらも、人気観光地になっています。
 「ピンダヤ」とはシャン語で「広大な平原」という意味ですが、この街の名前について一つの物語があります。

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