バガン遺跡

2015年5月16日 (土)

バガン遺跡のアーナンダ寺院で17~18 世紀の壁画が新たに発見!

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ミンガラバー!
今日は、ミャンマーの週刊誌の記事をご紹介したいと思います。
さっそくですが、バガン仏教遺跡にある『アーナンダ寺院』にて壁画が新たに発見されました。
アーナンダ寺院の遺跡保護のチーム(ミャンマーとインドの専門家)によって、5cmほどの厚い壁の下に埋もれている壁画が今年の4月に発見されたそうです。
バガンにある多くのパゴダには、壁画が施されていますが綺麗に残っているパゴダもあれば、残念ながら見えなくなっているところもあります。
バガン王朝が滅びた後、バガン周辺に住んでいた人々は崩れ落ちそうなパゴダを建てなおし、長年の雨で汚れてきた部分にも色を塗りなおしたりして崇拝してきました。
信仰の象徴であるパゴダや寺院をいつも綺麗にして拝みたいと思う一心で、そのようにされてきたのです。
その際、残っていた壁画の色が薄くなり、見えなくなっていくのでした。
もちろん、アーナンダ寺院にも壁画が施されているはずでした。
寺院は、石灰で塗りなおされていて、壁画が見えなくなっていました(昔、西口の門に発見された壁画があり、今でもそのまま展示されています)。
今回、新たに発見されたものは17~18世紀の壁画で、調査が終わり次第公開されるとのことです。
バガン王朝時代の象徴とも言われているアーナンダ寺院!
これからも埋もれている壁画がどんどん出てくるといいですね。

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2014年12月12日 (金)

ティーローミンロ寺院~バガン仏教遺跡~ユーラシア旅行社で行くミャンマーツアー!

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ミンガラバー!
バガン仏教遺跡には、まだまだ見応えのある寺院がたくさん残っています。
今回は、とても立派で規模の大きい『ティーローミンロ寺院』をご紹介したいと思います。
ニャンウー町からオールドバガンに向かう途中にあり、47メートルの高さを誇りながらも当時の建築や壁画の内部装飾が残されている魅力あふれる寺院です。
門から寺院までの参道の両側には緑の木が並び、寺院の美しさを足しているかのようです。
ここから見る煉瓦色の寺院の姿がとても美しく、当時の偉大なる建築技術を思い浮かばずにはいられません。

1215年頃、5人の王子を円になって座らせ、バガン王朝の継承者を選ぶ時、傘(王様だけが使われるもの)がナダウンミャー王子(この寺院の寄進者)の方向に倒れたことから、国王として選ばれたと伝えられています。そして、選ばれた場所に寺院が建てられました。
寺院の名前も『ティーローミンロ=国民と王位の座の望み通りに』という意味でつけられました。
煉瓦を積み合わせてシンプルで造られたのに、800年後の今でも頑丈で立派に残っています。
外壁に施された彫刻や、細かなレリーフ、壁画などを含め、建物全体はとても見応えのある寺院です。
東西南北の方位に仏像が祀られておりますが、造られたその時代ごとによって表情や形が微妙に異なっています。その違いを見比べて見学するのも中々興味深く感じられるのではないでしょうか。
保存状態があまり良くなかったので壊れている部分もありますが、それこそが当時の雰囲気を肌で感じられると思います。

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2014年10月23日 (木)

馬車でのひととき~バガン仏教遺跡にて ~ユーラシア旅行社で行くミャンマーツアー

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ミンガラバー!
42平方キロメートルの広大な土地に2300基以上の寺院や仏塔が点々と存在するバガン仏教遺跡

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そのパゴダの多さは、2~3週間かけて観光しても回りきれないほどです。Dscn1014
身近にパゴダを祀って一日中お参りしたいとの思いやバガンの人々の来世に向けて功徳を積みたいとの思いから造られ、当時は4万基をこえる数があったと言われています。
畑にも、住宅や川の近くにもどこを見てもパゴダがあります。
これらのパゴダを見学するにはバスを使うのが一般的ですが、
それにプラスして馬車で遺跡巡りをするのもお勧めです。Photo_2

古都バガンの雰囲気をゆっくりと楽しむことができ、あまり名の知られていないパゴダと出会えたりもします。
Photo_3それぞれのパゴダの規模、外見や内部に飾る彫刻や壁画、仏像の大きさや美しさは異なるので、馬車でゆっくりまわって見学すると、一味違うバガン遺跡の面白さが見つけられるかもしれません。

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2014年8月28日 (木)

寝釈迦仏像(マヌーハ寺院)~バガン遺跡 ユーラシア旅行社で行くミャンマーツアー

ミンガラバー!
本日は、マヌ-ハ寺院にある寝釈迦仏像を紹介します。

Photo
マヌーハ寺院はバガン遺跡にあり、1059年に造られました。
2000以上のパゴダ群の中でも、ユニークな巨大仏像の数々でよく知られています。
仏教に信心深いモン族の王様「マヌーハ」は王妃と共にバガンに連行されたのですが、そこで亡くなる前に自分の全ての財産を費やして造らせたそうです。
バガン王国での暮らしや、自分の心境を次世代に伝えるために造られたとされ、その通りであるかのように本堂にある巨大な仏像3体はお参りできるスペースがとても狭く、又仏像のお顔の表情もきつく見えるように造られているのです。
でも裏側にある、この寝釈迦仏像だけは亡くなるまで深く仏教を信じていた王の穏やかな心で一生を終えたいという思いに包まれています。穏やかな微笑みの寝釈迦仏像が今でも訪れる人々に温かく、心を落ち着かせ、安心感を与えてくれます。誰にでもその気持ちが伝わってくるはずです。
本堂と変わらない狭いスペースでお参りするのですが、窮屈感をあまり感じなく、心が穏やかになれます。
村の人々が灯す光とお参りする光景も温かい気持ちにしてくれます。
この寝釈迦仏像を拝むたび、連行されてバガンでの暮らしを強要されたマヌーハ王夫妻の当時の気持ちが偲ばれて、私にとっては何度行っても飽きることのない場所になっています。

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2014年2月20日 (木)

バガン遺跡村の人たちの微笑み~ユーラシア旅行社で行くミャンマーツアー

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ミャンマーから帰国した添乗員さんの写真をご紹介します。Rakassei_dscn0583
バガン遺跡村の落花生収穫の風景です。
バガンは落花生がよくとれ、そのオイルはとても人気があります。
収穫時期は、煮たピーナッツや、そのオイルを使ったお茶の葉っぱのサラダ、どれも美味しく、人気のおもてなし料理です。
…「人と共に生きる遺跡」とよく言われるバガン遺跡!
遺跡の近くに家や畑があり、畑を耕しながら朝昼晩仏像にお参りをするのが、村の人々の日常生活です。

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2012年5月 3日 (木)

バガン遺跡~マヌーハ寺院の続き…

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マヌーハ寺院の門から足を踏み入れる瞬間、驚くほどの大きな鉢が見えます。熱心な仏教徒であるマヌーハ王夫妻が毎日鉢に食事を入れ、仏陀にお供えしたと言われています。その大きな鉢は現在お賽銭箱になっています。23img_1626

マヌーハ寺院は正方形になっていて、アーチの天井型が多い11世紀のバガン時代の他の寺院と比べ、天井が低いです。そのため、内部はとても窮屈に感じられます。その窮屈な空間に大きな仏像が3体祀られています。寺24_4 院を造ってから、その壁にくっつくように仏像が造られたと伝えられています。仏像のお顔はとても厳しい表情を表しています。それはマヌーハ王夫妻が現代人に伝えるメッセージだと言われ、タトゥンの王宮と比べ、バガンで暮らす心の厳しさを訴えているとされています。

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2012年4月26日 (木)

バガン遺跡~マヌーハ寺院

Img_1631 ミンガラバー!

今日は、バガン遺跡にあるパゴダを紹介したいと思います。バガン遺跡は2年前にも紹介しました。でも、まだまだ知られざるパゴダがたくさんあります。その中で、私が個人的に好きなパゴダは「マヌーハ寺院」です。

それは、無数(2000基以上)のパゴダの中でも似たようなものがない、変わった寺院だからです。小規模ながら東西南北に四つの参道が造られ、その頂にも黄金の仏塔が作られているので、外から見ると他の寺院とあまり変化がないと感じるかもしれません。

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2012年1月26日 (木)

絵のような風景~「仏教遺跡バガン」

1blogtemplateミンガラバー!

夏の蒸し暑さと雨季の湿っぽさがなくなり、気候がからりと晴れ 渡り過ごしやすくなる時季!その時季は11月~3月初旬頃までです。この時季になると、ミャンマーの自然遺産や遺跡などの6blogtemplate様子が一変し、訪れる人々を独特の風景が迎えてくれます。そこで、今日は仏教遺跡バガンの乾季ならではの朝日と夕日を紹介したいと思います。それらの景色をユーラシアの旅の添乗員の方々が写真におさめてきてくれました。皆様もどうぞご覧下さい(ミャンマーを訪れたことがある方には懐かしく思われるかもしれませんね…)。

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2011年11月17日 (木)

ひょうたんの姿の仏塔(バガン遺跡~)

1blog ミンガラバー!
今日は、古都バガンにあるブーパヤー(仏塔)を紹介します。ひょうたんの姿の仏塔(ブー=野菜のひょうたん、パヤー=仏塔)という意味です。仏塔全体は黄金で輝き、夜はライトアップの綺麗な姿を見せるので、新しく建てられたように見えますが、実は古い(8世紀頃)時代に建てられた仏塔です。ミャンマーで仏教が広く栄える(バガン王朝時代の)前にピュー民族によって建てられた仏塔だと言われています。
8世紀頃、現在のブーパヤーがある所は野生のひょうたんの木がたくさん生えていた場所でした。そのひょうたんの木が周辺に暮らす人たちが農作業をする際に邪魔だったそうです。そのため、村長に許可を得て、ひょうたんの木の全てを伐採したのですが、代わりにひょうたんの実を形をした仏塔を建てたと言い伝えられています。

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2010年5月27日 (木)

バガン遺跡特集⑧ ~ 「シュロ」の木で生きる一家族 ~

Blogtemplate  ミンガラバー!今日はバガン遺跡特集の最後の日になりました。今回は、バガンの近くの村に住む、「シュロ」の木から取れる様々な自然の物産を売って、生活している一家族のことをご紹介します。
 「シュロ」の木をご存知でしょうか。東南アジアの熱帯地方によく見かけるシュロは、やしの一種で、暑さに強く、100年以上の寿命がある言われています。ミャンマーにも、中部(バガンあたり)にたくさんあります。バガンの近くに住む人たちは寺院が建てられた昔から現代に至るまでシュロを利用して生活して来ました。
 私は、お客様をポッパ山にご案内する度、お客様にバガンターの生の生活と素顔を見てBlogtemplate_2 ほしく、途中の道沿いにあるシュロの家族のところによく立ち寄りました。その家族はシュロの葉っぱや竹などで店を造り、シュロの木から取れるものを売って生活しています(勿論、村の中にも彼らの家がありますが、商売の為にここに住んでいます)。
 彼らは毎朝早くシュロの木に登り(その辺に住んでいる男性は誰でも登れます)、枝のようなものから出る樹液を取ります。その液体は日差しが強くならないうちに取ると、甘いジュースのような味ですが、日差しが段々強くなってくるにつれ、Blogtemplate_3 甘酸っぱくなり、夕方になると苦くてお酒のような味になります。それを飲むと酔っ払うので、現地ではシュロの酒と呼びます。現地の人たちの日々の楽しみのため欠かせないもので、人気が高いです。又、売れ残りのシュロの酒を発酵させて地酒を作ります。それはアルコール度数が40度近くあります。疲れた毎日の夕方にシュロのお酒を飲むのが現地の人たちの一日の楽しみです(仕事帰りにどこかに寄って帰る日本のサラリーマンの人たちと同じかもしれません)。ミャンマー人の多くは、お酒を飲むとすぐに酔っ払い、簡単に喧嘩するので、私が子供の頃はお酒を飲む人は悪い人だと思っていました。

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