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2009年10月 5日 (月)

イヴの誘惑に秘められた魅力(オータン)その1

フランス、オータン、イヴ(アップ)、ロラン美術館蔵 「うわー、なにこれ!超怖いね!なんかゾクゾクするよ!思わず見ちゃうよね~!」
私の添乗写真を見ていた夫が思わず声を上げた写真がこちら。

オータンのロラン美術館に保管されている「イヴの誘惑」。

いつもはそんなに外国の写真に興味を示さない(つまりパラパラ見て終わり、感想は殆ど無し)夫が珍しく手を止めた写真。
禁断の果実を手に、アダムをそそのかすイヴの囁きが聞こえてきそうな見事な彫刻。

確かにインパクトが強い作品で、実際に目にしたときに私自信も驚いたのは覚えているけれど、「何これ!」というほどの勢いではなかったような。
「ああ、やっぱりすごい作品だなぁ」としみじみ見入ったという程度だろうか?

何故夫はこの写真にだけこんなにも強く反応したのだろう??
普段は教会や彫刻に全くもって関心のかけらもないというのに(当然ロマネスクも知らない)。

ロマネスクの彫刻は字が読めない人々に聖書の教えを伝える為のもの。
神様のこともよくわからない人に対し、見ただけで聖書の教えを伝えるには相当インパクトがないといけない。
そういった面で考えると、オータンのロラン美術館の「イヴの誘惑」はインパクトが強い部類に入る気はする。

しかし、私はある程度聖書の内容を把握した上で彫刻を見てしまうので、どうしても彼の時代の人々と同じ気持ちを感じるには至らない。
素晴らしい彫刻でも「本当にこれでどんな風に聖書の世界がわかるの?」と常々疑問に思っていた。
それが今回、図らずも聖書に無知な夫のおかげで、彫刻によって神の教えを知った当時の人々の姿を垣間見ることが出来た。

(宮澤)

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