サラマンカの宇宙飛行士
ロマネスク教会に親しむようになるとゴシックやバロック、ルネサンスの絢爛豪華な教会を見るとちょっと目がチカチカしてしまうのですが
スペインのルネサンス、プラテレスコ様式がおもしろい
ちょこちょこした彫刻が沢山あり、名前の銀細工という意味よりもグロッタを立体にした感じに思える。
たとえば、ヨーロッパ最古の大学の一つがあるカスティーリャ・レオン地方のサラマンカの大聖堂もそのひとつ
16~18世紀にかけて建てられたこの大聖堂のファサードの入り口にご注目。
20世紀に行われた修復の際にそっと紛れ込んだのがなんと宇宙飛行士!
植物模様の間から、無重力状態でこんにちは
ちなみに彼の近くにはアイスクリームを手にした怪物もいます!
一体、石工はどんな思考でこれを刻んだのだろう
神の言葉ではなくアイスで本能を支配する?
ついに宇宙人にも布教する時代??
いやいやまさかまさか
でも、これが遊びならば千年前はどうだったのだろう
難解なモチーフを前に図像学を紐解いていても、ふと、やっぱり、ただの遊び心だったのでは?と思えてしまうのは、私だけなのことなのだろうか。
(山岸)
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