アダムとイブ:サン・サヴァン・シュル・ガルダンプ(フランス)
おずおずとしたアダムの表情や、どこか艶かしさが漂うイブの表情やポーズが印象的です。
左から、眠らせたアダムの肋骨(左の肋骨を抜き取っているようです)を取り出す神(後光に十字が入っているのが目印)、
アダムにイブを娶わせる神(イブのほうがなんか堂々としている)、
そして蛇(にょろりんと立ち上がっている)に誘惑されるイブが続きます。
天井一面を覆うフレスコ画は、消えてしまってはいますが、恐らく天地創造のうちの太陽と月と星の創造から始まり、アダムとイブの原罪から失楽園、二人の子が犯す罪と罰、救済へとストーリーが続いていきます。
天然の顔料を使いのびのびと描かれたフレスコ画。
何よりこれが1000年前の色彩ということが信じられないくらいの鮮やかさ。ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂に負けるとも劣らないスケールで旧約聖書の世界がここには広がっているのです。
(山岸)
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