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2009年12月16日 (水)

アダムとイブ:サン・サヴァン・シュル・ガルダンプ(フランス)

アダムとイブ第二弾です。
今回はフレスコ画をご紹介します。

アダムとイブ、と言えば
神が自身の姿に似せて塵から創られたのがアダム、そしてその伴侶としてアダムの肋骨から生み出したのがイブです。
フランス、サン・サヴァン、フレスコ画
このサン・サヴァンの天井画は11~12世紀に描かれたものです。
つい5年程前の修復(洗浄)により、絵をくすませていた埃が取り払われ美しい当時の色合いが見えてきました。

絵のモチーフは旧約聖書で、教会の北東側の端にアダムとイブの創造が描かれています。

おずおずとしたアダムの表情や、どこか艶かしさが漂うイブの表情やポーズが印象的です。
左から、眠らせたアダムの肋骨(左の肋骨を抜き取っているようです)を取り出す神(後光に十字が入っているのが目印)、
アダムにイブを娶わせる神(イブのほうがなんか堂々としている)、
そして蛇(にょろりんと立ち上がっている)に誘惑されるイブが続きます。

天井一面を覆うフレスコ画は、消えてしまってはいますが、恐らく天地創造のうちの太陽と月と星の創造から始まり、アダムとイブの原罪から失楽園、二人の子が犯す罪と罰、救済へとストーリーが続いていきます。
天然の顔料を使いのびのびと描かれたフレスコ画。
何よりこれが1000年前の色彩ということが信じられないくらいの鮮やかさ。ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂に負けるとも劣らないスケールで旧約聖書の世界がここには広がっているのです。

(山岸)
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