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2010年1月 6日 (水)

三賢者訪問:オータン

キリストが生まれた時、星に導かれて西のユダヤの地を目指す3人がありました。フランス、オータン
東方の王とも賢者とも言われる三人の名はメルキオール、バルタザール、カスパール。それぞれ青年、壮年、老年期の男性の姿で、手にはユダヤの王として生まれた救世主への贈り物が携えられています。

写真はフランス、オータンのサンラザール教会のものです。聖母の膝に抱かれた幼子イエスに贈り物を差し出す賢者たち。
一部破損してしまっていますが、イエスの手や足も「子供らしく」て愛らしいです。

とても人間らしい表情や動きが見ていて楽しいこの柱頭ですが、さてお父さんのヨセフはどこでしょう?

答えは、柱の反対側。 フランス、オータン

一応は、マリアの懐妊は神の力によるものと納得していますが、なんだかこの表情はどこか不満げ。
う~ん、かなり寂しそうです。

頬杖のつき方ですとか目線に、あらぬせりふを加えたくなります。

奥様のご実家でちょっと所在無げな感じのだんなさんとか
奥様がお友達とお話中の手持ち無沙汰なお父さんとか

そんな身近な誰かをつい投影してしまうヨセフさんです。

これらの柱頭は、教会のもとあった場所から外されて、現在は目線の高さに展示されるようになりましたので、良く細部まで見ることが出来ます。

オータンにお寄りの際にはどうぞそんなストーリーも思い浮かべながらご覧下さい。

(山岸)
フランスロマネスクの旅はこちら

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