カニグーのサン・マルタン修道院(フランス)
まさかのカニグー!
2月3日、ロマネスクフォーラムが開催されました。
馬杉宗夫先生を講師にお迎えし、寒い中多くのお客様にお集まりいただき、なかなか盛況な会であったと思います。
さて、冒頭の言葉は馬杉先生の講演を拝聴していた弊社社員(複数名)の感想です。
160枚ほどの先生のスライド写真の第一枚目を飾ったのが、フランスのサン・マルタン修道院だったのです。
なるほど、修道院の回廊を俯瞰する写真を撮るには、鐘楼に登るか、サン・マルタンのように修道院を見下ろす展望台に登るのがベストで、修道院の形をぱっと紹介するにはこの写真が一番なのだとよく考えると分かった気がします。
山間にひっそりと残るサン・マルタン教会だからこそ撮影できる写真です。(記事上の写真は添乗員が撮影したものです)
フランスとスペインの国境をなすピレネー山脈の東端の山塊のひとつ、カニグー山麓に位置するこの修道院は、フランスロマネスク教会の中でもなかなか訪れるのが難しい教会のひとつです。
ひとつには、近くの大きな町といえば地中海沿岸のペリピニアン、あるいは山向こうのカルカソンヌ…空路ならバルセロナかトゥールーズあたりに降りて車か電車でやってくることになるでしょう。
そうやって山麓のヴェルネ・レ・バン村に至ります。
村から修道院への道は修道院の私道になっていて、狭いつづれ折りの道を4WD車でゆっくりゆっくり登っていきます。
崖すれすれのヘアピンカーブはけっこうスリル満点(?)です。
もうひとつ、ここを訪れるのが難しい点は、修道院が今も現役なので、内部見学は修道院指定の時間のみ可能だということです。
尼僧の案内で回廊や礼拝堂を見学します。
見学後、天候がよければ、足に自信のある方はピレネーの端っこを少し登ってみましょう。
本当に、山道なので歩き易い靴をご用意下さい。
その山を登っていくと山から岩が突き出た格好の展望台に至ります。
そこから撮ったのが一枚目の写真。
カラフルな屋根や崖ギリギリの回廊がよく分かります。
お天気が悪かったり足場が悪い時はご案内できませんので、その場合にはご容赦下さい。安全第一で、ご案内していきます。
(山岸)
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