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2010年3月16日 (火)

徒然葉人間(その1)

ディジョン、サン・ベニーニュ大聖堂の葉人間

ロマネスク彫刻で、個人的に気になって仕様が無いものがある。

それは「葉人間」。

まずそのネーミングに驚きだ。英語では「グリーンマン(green man)」(そのままだ)。
別にふざけているわけではないのだろうけど、なんだか怪獣のようなその呼び名が気になる。

調べてみたところ「葉人間(グリーンマン)」というのはあくまで便宜上の呼び名であり、特別な名前がある誰か、を表しているわけではないらしい。
その為か、一口に「葉人間」といってもその形は実に様々。
共通なのは「葉+人面」というポイントだけで、顔の形も葉の種類も葉の生え方も千差万別。

ギリシア彫刻さながらのイケメンフェイスが月桂冠の如き葉の毛髪に囲まれたタイプのものから、
変な顔の口から葉っぱとも植物の根っこともつかぬものが流れ出ているものまで。

口から葉っぱといえばボッティチェリの「プリマヴェーラ」のように美しいものがあるが(実はこの絵もルーツを辿れば葉人間の思想に行き着くらしい)、
はっきり言ってロマネスクの場合どちらかというと
「今まさにうどんを食べているおっさん」である。

近くで見るとますます「うどん」

(写真は、フランスはディジョンのサン・ベニーニュ大聖堂の柱頭にいた「葉人間」)

…その2に続く。

(宮澤)

>ロマネスク芸術を巡る旅はこちら

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