徒然葉人間(その1)
ギリシア彫刻さながらのイケメンフェイスが月桂冠の如き葉の毛髪に囲まれたタイプのものから、
変な顔の口から葉っぱとも植物の根っこともつかぬものが流れ出ているものまで。
口から葉っぱといえばボッティチェリの「プリマヴェーラ」のように美しいものがあるが(実はこの絵もルーツを辿れば葉人間の思想に行き着くらしい)、
はっきり言ってロマネスクの場合どちらかというと
「今まさにうどんを食べているおっさん」である。
(写真は、フランスはディジョンのサン・ベニーニュ大聖堂の柱頭にいた「葉人間」)
…その2に続く。
(宮澤)
>ロマネスク芸術を巡る旅はこちら
| 固定リンク
「ロマネスク芸術」カテゴリの記事
- カタルーニャで出会ったぷくぷくマリア様(2017.04.20)
- 北欧ロマネスクの旅を発表しました(2017.03.05)
- ドイツでロマネスク?!(3)ヒルデスハイムの青銅扉(2016.11.04)
- ドイツでロマネスク?!(2)ハルバーシュタットのタペストリー(2016.10.25)
- ドイツでロマネスク?!(1)フライジングの野獣の柱(2016.10.21)
「著:宮澤」カテゴリの記事
- サンティアゴ直送 聖なる土産 その1(2010.10.14)
- 聖フォアの宴~後編(2010.06.16)
- 聖フォアの宴~前編(2010.06.15)
- 聖週間番外編:夢の国で復活祭!?(2010.04.09)
- 徒然葉人間(その2)(2010.03.17)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント