ジョルニコのサン・ニコラ教会(スイス)
聖堂の中に入ると最奥の祭壇上に描かれた鮮やかなフレスコ画。
アーモンド型の光に包まれたキリスト様には参拝者をじっと見つめるような、不思議な威圧感があって、隠れても悪い事は出来ないような雰囲気が堂内には漂っています。
現代で言うと監視カメラの下にいるようで、常に誰かに見つめられているような感じでしょうか。
言い方をかえると、見守られているのかもしれません。
教会に足を踏み入れ、全てを見透かす神の目によって威圧感を感じるか、もしくは見守られているような暖かい包容力を感じるかはもちろん当人次第。
フレスコ画や彫刻の観賞だけでなく、教会で何を感じるかも面白さのひとつです。
(上田)
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