聖週間より:復活…そのとき彼女は(サン・ジル)
ハッピーイースター!
復活祭の日曜日はいつもの挨拶に代わって、キリストの復活をお祝いする挨拶も。
キリスト教の国では、聖週間は仕事も学校もお休みで、日本のお盆やお正月のように、帰省したり旅行に出掛けたりして楽しみます。
さて、キリストの捕縛に際して弟子たちは身に及ぶ危険を恐れて方々に逃げ出してしまいました。
そんな中、気丈にも処刑に立会い、キリストの死を悼み、埋葬にも立ち会ったのが、聖母マリアら3人の女性たち。
亡くなったキリストをきちんと葬送しないままお墓に入れたのが気が気でならず、日曜日の朝早く、遺体に塗る香油を買ってお墓に出掛けます。
(写真は、サン・ジルの「サン・ジル・デュ・ギャール教会」入り口より。香油は量り売りのようです。)
お墓についてみると見張りのローマ兵は眠りこけ、
墓石は空っぽ…
天使が、もうキリストがそこにいないことを告げます。
驚くマリアたち。
残されたのは遺体に巻いていた白い布のみ
遺体を誰が持ち去ったのか…天使以外、主の復活を未だ誰も知りません。
この様子、サン・ジルの彫刻にもちゃんと表現されています。
両端で眠りこけるローマ兵。驚く3人、優美な身振りでキリストの復活を告げる天使。
顔部分に損傷が激しいのが残念ですが、とても美しく、また受難と復活にクローズアップした彫刻が連続していてとても興味深い彫刻群のひとつです。
(山岸)
>フランス・ロマネスクを巡る旅はこちら。
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