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2010年4月23日 (金)

縞々のサッカルジャ(イタリア)

サルディーニャ島・サッカルジャ教会

先日、サルディーニャ島・コルシカ島のツアーに行ってまいりました。
両国とも、イタリア本土の中世海洋王国ジェノヴァやピサの支配下にあったこともあり、多くのキリスト教系の修道院が築かれました。
流行の芸術様式はロマネスク。
そう、サルディーニャ島・コルシカ島にはロマネスクの教会がいくつも点在しています。
トスカーナやロンバルディアの特徴を残しながらも、島独特の佇まいが魅力的です。

サルディーニャ島・サッカルジャ教会

サルディーニャ島で訪れたサッカルジャの教会もその一つ。
黒と白の2色の石材を使用した縞々模様が印象的です。

12世紀、修道院付属の礼拝堂は、王妃の願いにより時の王様が寄進をした事で、壮麗な造りに建て直されました。
修道院が朽ち果てた今も、草原の中、堂々と立つ白黒の教会。
ポーチの彫刻は、修復された部分も多いですが、
教会のシンボル、跪く牝牛も堂々と掘り込まれています。

本土とはまた違った魅力がいっぱいの両島。
サルディーニャにお越しの際にはロマネスク教会にもどうぞご注目下さい。

(山岸)
>サルディーニャ、コルシカへの旅はこちら

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