ラヴェンダーとラヴァンダン(フランス、セナンク修道院)
7月に南仏を旅したときに、地元の方にラヴェンダーとラヴァンダンの違いを教わりました。
ラヴァンダンはラヴェンダーの亜種で、低地でも育ちたくさんの花をつけるのですが、香りはラヴェンダーには適わないとのこと。
ラヴェンダーは南仏では標高700メートルを超えないと生えないそうです。
写真はシルヴァカンヌ修道院、ル・トロネ修道院とともに、プロバンスのシトー派三姉妹と称される、セナンク修道院です。
プロヴァンスの山の中にひっそりとあるセナンク修道院では、今でも修道士が生活し、その糧を得るための農業も行っています。
ここで植えているのは薫り高いラヴェンダー。
オイルやポプリもいいですが、やはり澄んだ空気と一緒に吸い込む生きた花の香りは格別です。
質素倹約なシトー派らしい、飾りっ気のない教会と紫色のコントラストもこの時期限定の楽しみの一つです。
(山岸)
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※南仏のラヴェンダーは、例年、6月下旬~7月上旬が見ごろです。
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