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2010年5月 5日 (水)

サン・マルティン教会(スイス)

ツィリス、サン・マルティン教会

本日は変化に富んだロマネスクの傑作が残る、南スイスのユニークな教会をご紹介します。

初夏の爽やかな風に包まれ、牧歌的な風景を眺めつつ、辿り着いたのはツィリスという谷間にひっそりと佇む小村。
周辺は牧草地に囲まれていて、ポツポツンと点在する農家が多い。
グルリ村内を一望して、ひと際目を引くのは、天を突き刺すような鋭い尖塔の教会。
これが我々の目指すサン・マルティン教会です。

足を踏み入れると、ごちゃごちゃとした立体的な聖像が殆どなく、簡素でスッキリとした堂内が印象的です。
ふと天井を見上げるとびっしりと隙間無く板恵絵がはめ込まれていて、決まってお客様から「ウワーッ!」と感嘆の声が上がります。

ツィリス、サン・マルティン教会

無骨でシンプルなタッチは、中世から不変であろうと思われる、素朴でおおらかな雰囲気を感じさせます。

描かれている内容は新旧聖書が主なテーマになっています。
難解なテーマが多いかも知れませんが、見たことも無いような不思議な生き物たちが時を越えて天井から訴えかける「何か」を受け止めるのに、すっかり時間を忘れてしまいます。

えっっ!?首が痛くなりそう??

ご心配なく。 ツィリス、サン・マルティン教会
この教会にはしっかりと天井を鑑賞する為に、手鏡が用意されています。(上田)

>スイスのロマネスクを巡る旅はこちら

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