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2010年6月23日 (水)

石を泳ぐ人魚(イタリア)

イタリアのリボルタ・ダッタの人魚

先日フランス、スペインの人魚を特集しましたが、今回はイタリア北部の人魚たちをご紹介いたしましょう。

トップバッターはロンバルディア州からリヴォルタ・ダッタの人魚さん。
ミラノの東に位置する小さな村なのですが、中世ミラノの支配下で交易の要所として栄えたため立派な教会が残っています。
さてこの人魚…尻尾と脇の間に見えるボールのようなものは一体…何??
もしかして…女性の乳房?
のっぺりした顔も特徴的です。

イタリア、サクラ・ディ・サンミケーレの人魚

続きましては、フランス(現在のサヴォワ地方方面)からピレネーを越えてやってくるローマ巡礼で賑わった、ピエモンテ州のサクラ・ディ・サンミケーレより。

おっと、たくましい胸…板…?
そういえば髭もあるように見えるし、顔も怖いし、腰の辺りはふんどしのよう…
雄の人魚も存在するのですが、これもそうでしょうか。
ちなみに、尻尾の先に向こう側の人魚の手が。
柱の角の部分で尻尾が合体していて二人で共有するような形になっています。

最後に、アルト・アディジェ地方からテルメーノ近郊カステラッツのサン・ジャコモ教会の後陣に描かれたフレスコ画の人魚です。イタリア、カステラッツの人魚
ケンタウロスなど他の幻想生物たち(と現代の私たちは呼ぶ)世界の果ての住人たちと一緒に登場。
りんごほっぺとお下げがかわいいのですが、この人も胸が平らです(あばらが浮いててちょっと怖い)。
さらに尾っぽはぐるっと回ってさらに大変なことに…。
塗り間違い?こういうデザイン??
想像が尽きない人魚さんです。

さて、アルプス南麓、北イタリアの人魚を紹介してまいりました。次回はスイスに行ってみましょう。
(山岸)

>イタリアロマネスクの旅はこちら

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