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2010年7月

2010年7月30日 (金)

サンティアゴ巡礼の旅から帰国しました!(7月山岸・前編)

緑が眩しい7月のコンク

先日サンティアゴ巡礼のツアーから帰国した山岸さんに、インタビューしたいと思います。

山岸さん、出かけていたツアーを教えてください。
山岸:7/16~の「ル・ピュイから聖地サンティアゴへ」12日間の旅です。

お天気、気候はいかがでしたか?
山岸:比較的山間部や標高が高いスペインメセタ(中央高原地帯)の旅でしたが、全般に例年よりも気温が低く、大変過ごしやすかったです。
晴天に恵まれる日が多く、日差しはきつかったですが、日陰に入ればひんやりしていますし、夜も10度くらいまで冷えるので、毎日冷房なしで寝られました。
どこも緑が瑞々しく、また、今年は夏が遅かった分、例年この時期には見られないひまわりが各地で満開でした。

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2010年7月28日 (水)

旅のお供に:帚木蓬生『白い夏の墓標』

先日、北スペイン・ロマネスクの旅にいらっしゃるお客様から、旅の参考図書についてご質問をいただきました。

弊社サイト内にもひっそりと(?)添乗員お勧め図書の一覧があるのですが(こちら)、
今回は旅に100%は絡まないけれども、行き帰りの飛行機の中で読んだり、ふと旅を思い出しながら読んだらいいかなという本をご紹介いたします。
(時々皆でこういうかたちでいろいろ紹介していきたいと思います)

今回の本はこちら、帚木蓬生『白い夏の墓標』。
文庫本も出ています。

南仏トゥールーズやピレネー、アンドラ方面にいらっしゃる時、そんな旅を思い浮かべながら読むと、いろいろ情景が思い浮かんでどきどきします。
(山岸)

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2010年7月26日 (月)

私の好きな町:オートラント(イタリア)

オートラント大聖堂"

イタリア半島のかかとの部分、アドリア海とイオニア海に挟まれた半島東端の小さな町、オートラント。
ギリシャ人によって東方の文化がもたらされ、その後はイタリアのオリエントへの玄関口として、ビザンツやロンゴバルト諸侯が覇を競う要衝となりました。

11世紀半ば、ノルマン系の王がオートラントを支配すると、ロマネスク様式の大聖堂の建設が始まりました。
イタリア+ノルマン+ロマネスク教会といえば、シチリアのモンレアーレの大聖堂がピンと来ますが、ここも同じく。
天井ではなく床を、金色ではなく天然色であることの違いや、絵の表情の違いはありますけれども、教会内部の見所がモザイクという点が似ているなーと思うポイント。

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2010年7月22日 (木)

フランス・ロマネスクの旅から帰国しました!(7月上田・後編)

フォアグラさん

何度もこのあたりに行っている上田さんですが、今回の旅で思い出深い「出会い」などはありましたか?
上田:フォアグラを食べた翌日に、思いがけずフォアグラ農園でおしりをフリフリ歩くガチョウたちの行進に遭遇しました。
緑の芝生で伸び伸び歩き回るガチョウは何とも可愛らしく、これから彼らが辿る運命を想うと、何だか切なくなりました。
でも、味は最高でした!ごちそうさま!


何度来ても楽しみな、フランスの味を教えてください。
上田:小さな田舎町へ行けば行くほど、ますます美味しくなるフランスのパン。
町のパン屋は朝、焼きたてのパンを各家々、ホテルに配達をするのが昔からの習慣となっています。
朝一番で朝食レストランに行くと、ホカホカのパンを手にする事もあります。
初めて本場フランスでカリカリホクホクのクロワッサンを食べた時の感動は忘れられません。

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2010年7月20日 (火)

フランス・ロマネスクの旅から帰国しました!(7月上田・前編)

7月のセナンク修道院

先日フランス・ロマネスクのツアーから帰国した上田さんに、インタビューしたいと思います。

上田さん、出かけていたツアーを教えてください。
上田:6/29発の「フランス・ロマネスク物語」15日間の旅です。

お天気、気候はいかがでしたか?
上田:現地に到着する数日前までは天候も崩れがちで気温も低かったようですが、私達が到着してからグングン気温が上がり、連日晴れの日が続きました。
地元の人々も急激な天候・気温の変化に驚いているようでした。

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2010年7月16日 (金)

ピレネーの山を歩いてきました(7月斉藤・後編)

ガヴァルニー圏谷の滝

今回のツアーでの「新たな発見」はありましたか?
斉藤:何といっても滝です。その水量に驚きました。
今年は春が長かった分、残雪が一気に溶け出したような感じでした。
いたるところで大瀑布を見つけました。
しかし、地図を探しても名前が「滝」としかないのです…そのくらい滝が多いということなのでしょう。 

山歩き、と聞くと本格的な登山を想像される方も多いかと思いますが…
斉藤:今回のツアーでは気軽なハイキングの装備で望めるコースばかりでした。
4回のハイキングのうち、3回は、半日のお手軽コース。ガヴァルニーだけは終日歩きましたが、特別な経験は必要ありません。
「山を歩こう!」という気持ちと少々の体力があれば、誰でも楽しめるコースです。
大変そうでも、山の景色と足元の花々を見ていると、いつまで歩いても飽きないものです。    

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2010年7月14日 (水)

ピレネーの山を歩いてきました(7月斉藤・前編)

フランス、ガヴァルニー

斉藤さん、出かけていたツアーを教えてください。
斉藤:6/29~の「ピレネーの山々を歩く」10日間の旅です。
壮大な山並みの景色を楽しむ旅でした。

お天気、気候はいかがでしたか?
斉藤:今年は夏が遅く、雨が多いと聞いていたのですが、行ってみると毎日晴天でした。
夕方に雨が降ることはありましたが、ハイキングの日は毎回青空の下を歩くことができました。
気温は26~27度くらい。陽射しは強かったですが、山の中の空気は爽やかで気持ちよかったです。

花の咲き具合は?
斉藤:満開でした!一面の花畑は圧巻の一言。ピレネー固有種類の高山植物も沢山みられました。

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2010年7月12日 (月)

魅惑の持送りその3:アスレティック・ビルバオ(トゥルヒージョ)

トゥルヒージョのアスレティックビルバオ

スペインW杯初優勝おめでとう!!!
生で応援はできませんでしたが、優勝の喜びを共に分かち合いたいと思います。
スペインはきっと大騒ぎのことでしょう。
何かと暗いニュースが多い昨今、喜ばしいことです。

さて、優勝を記念し、本日はちょっとサッカーネタを。
とはいえ、スペイン通の読者の方ならこのタイトルに違和感を覚えるのではないでしょうか。
ビルバオのサッカークラブと、エストゥレマドゥーラの教会に何の関係が??

大人も子供もサッカーが大好きなスペイン。
各地のクラブチームは個性的で、そのファンもまた熱狂的です。

昨年のヨーロッパチャンピオンズリーグの決勝戦の日、夕食後ロビーのテレビに釘付けになっているスペイン人のドライバーに、当然バルサを応援しているのかと聞いてみると、「俺はレアル(マドリード)のファンだから、今夜はマンチェスター(ユナイテッド)を応援する」と言われたり。(わかるようなわからないような…)

さてタイトルのアスレティック・ビルバオも、バルサやレアル・マドリードと並ぶ名門クラブ。
バスク人の選手のみで構成されていることでも有名です。
そんなアスレティックの熱狂的なファンであった石工が、トゥルヒージョのサンタ・マリア・マジョーレ教会の鐘楼を70年代に修復した際にこっそり刻み込んだのが、この大好きなクラブの紋章でした。

鐘楼の天辺近くに彫られているので、肉眼ではまず見つけられないのですが、トゥルヒージョを訪れた際には是非探してみてください。
(山岸)

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2010年7月 9日 (金)

思い出の味:メンブリオ(スペイン)

メンブリオとチーズ

スペインの朝食のバイキングで、チーズコーナーの近くにでろーっと置かれているゼリー状のあれ。
そう、それがメンブリオ(メンブリージョ)です。
はちみつのような淡い色のものが多いのですが、真っ赤なものや、もっと色が濃いものもあります。

メンブリオという呼び名はスペイン語(つまりカスティーリャ語)で、ガリシアやポルトガルではマルメロと呼びます。
植物もその実の加工品も同じ名前で呼ばれています。
植物自体は江戸時代にポルトガル経由で日本に入ってきたため、マルメロと言えばなんだかピンときます。西洋花梨とも言うようですね。

このマルメロの実をペースト状にしたものが、いつも朝食会場で目にするのになかなか手を出せないあの物体の正体なのです。
地元の人に言われたとおり、チーズと一緒に食べてみたところ、これがうまい!
辛口のハードタイプと合わせてもよし、甘口のとろんとしたチーズとあわせてもよし。
とてもまろやかな味わいになりますから、是非一度お試しあれ。
(山岸)

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2010年7月 7日 (水)

オレオ(スペイン)

オレオ、パラス・デ・レイ~メリデの道中で発見

黒いクッキーとクリームを別けて食べると怒られる、あのお菓子のことではありません。

スペインのガリシアでオレオ、あるいはオーレオと呼ばれるもの、それは簡単に言ってしまえば木造の高床式の倉庫です。

ケルトの末裔と言われるガリシアの人々が、彼らの文化から受け継いだものの一つで、まん丸のものから細長いものまで形は様々。
いずれも湿気が多いガリシアの地で、穀物や保存食を黴やねずみといったものから守るために作られたものです。

巡礼路を歩いていると大小さまざまなオレオを目にします。
中には道をまたいでどーんと構えているオレオも。オレオくぐりなんてここでしかできないでしょう。
ちなみに、オレオは「足」が多く大きなものほど立派で富裕の証とされています。
現代では食料の保存方法も変わってきましたから、オレオはたいてい農具や干草、ちょっとしたものを入れておく程度の役割になってしまいましたが、今でもある種のガリシアチーズはこのオレオで熟成させるのだそう。
そう言われると、にわかに親近感がわく気がします。
(山岸)

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2010年7月 5日 (月)

思い出の味:チュロス

スペインの定番チュロス

最近雑誌やテレビで取り上げられているのを目にする、チュロス。
どうやらこの夏、東京でも流行ろうとしているようです。

食感でいえばパンの耳を揚げたような、ドーナッツを揚げたような…
舞浜の某テーマパークのものも有名ですが、なんだかもっとすかすかしていて、あぶらっぽそうなのに軽く食べられるのが、本場スペインのチュロスの(個人的な)印象です。

スペインの添乗に行くと、朝食会場でパンやクッキーのなかに楕円型のチュロスが置かれているのを探し出し、ついつい手を伸ばしてしまいます。

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2010年7月 2日 (金)

思い出の味:憧れのハモン・セラーノ!

朝食イメージ(サンティアゴのパラドールで撮影)

「ハモンセラーノ」とはスペインの生ハムの事。
生ハムと言えば「高級レストランで出る前菜」とか「パンの上にちょこっとだけ」とか「生ハムメロン」とか高級食材というイメージが強いと思います。

ところが、スペインに行ってびっくり!
ホテルの朝食会場に、コーンフレーク、クロワッサン、チーズやサラミと並んで、ハモンセラーノがたっぷりと置いてあるのです。

しっかり味の付いた薄切りハムを口に入れれば、まさにほっぺが落ちそうな美味しさ!
それを1~2枚ではなく、好きなだけたっぷり食べられるなんて、日本では考えられません。

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