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2010年9月 8日 (水)

もうひとつの十字軍(フランス)

カルカソンヌ

十字軍といえば、聖地エルサレムを舞台に活躍する騎士のイメージがありますが、今日は南仏ラングドック地方の異端討伐の為に結成された、もうひとつの十字軍をご紹介します。

十字軍はカトリック教会が敵と戦う為に結成する戦闘集団。
異教徒との戦いもあれば、同じキリスト教徒であっても、カトリック教会と対立する派閥を殲滅する目的でも結成されました。
これが13世紀の「アルビジョワ十字軍」です。

この十字軍は同じキリスト教徒を相手に、ヨーロッパ内のフランスの都市を舞台に戦いが行われたのが大きな特徴です。
北フランスから召集された傭兵たちが、戦いで獲得した土地を報酬として約束された為に不要な戦いが頻発し、あまりにも残虐な行為が横行し、証人となる人間や資料が消滅してしまった為に、今でもその歴史は闇に閉ざされたまま。最近になってようやく歴史の研究が始まったばかりです。
アルビやカルカソンヌ、トゥールーズなど、南西フランスの旅で訪れる町々に、今もその手がかりが眠っているのかもしれません。
(上田)

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