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2010年9月 6日 (月)

旅のお供に:堀田善衞『路上の人』

もし、ご旅行先にフランスのラングドック地方(トゥールーズやカルカッソンヌなど)が含まれているならば、是非お勧めしたい本があります。

堀田善衞、『路上の人』

13世紀のイベリア半島とピレネー山脈、ローマ教皇庁を含むフランス、イタリアを舞台に、「路上のヨナ」と称ばれる、下層に属する浮浪人の目を通して中世のカトリック教会と弾圧されるカタリ派信者たちを中心に当時の人々の生き様を描いています。
特に異端とされた、「カタリ派」討伐という大儀名分のもと、十字軍がカタリ派の人々に行った酷い弾圧には強い衝撃を受けました。

普段、私たち旅行会社の者は彫刻やフレスコ画、建築などのロマネスク芸術の素晴らしさをアピールするあまりに、どうしても教会側の視点になってしまいがちですが、読んでみると、「純粋な信仰心とは何か」ということを考えさせられる一冊です。
(上田)

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