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2010年10月

2010年10月28日 (木)

北スペインの旅より帰国しました(10月関根・後編)

生ハムとメロン(イメージ)

印象に残ったスペインの味を教えてください。
関根:意外に思うかもしれませんが「メロン」です。
前菜として生ハム&メロンが出てきた事もありましたし、デザートでメロンが出てきた事もあります。
日本で見慣れた黄緑色ではなくて、見た目は白っぽくてあまり美味しそうではなかったのですが、食べてみたら甘くてビックリしました。
生ハムと合わせると、ハムの塩加減とメロンも甘みが口の中で混ざり合い、なんとも言えない美味しさでした。

聖年のサンティアゴ・デ・コンポステラはいかがでしたか?
関根:沢山の巡礼者や旅行者が来ていましたが、冬が近づいて来たせいか予想していたほどではありませんでした。
聖年だけに開かれるという免罪の門も最長4時間並んだという話を聞いていましたが、私達は朝9時のオープンと同時に並んだので15分~20分ほどの待ち時間ですみました。

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2010年10月26日 (火)

北スペインの旅から帰国しまし(10月関根・前編)

靄も似合うボイ谷のロマネスク教会

先日北スペインのツアーから帰国した関根さんに、インタビューしたいと思います。
関根さん、出かけていたツアーを教えてください。
関根:10/8~の「北スペイン紀行」10日間の旅です。

お天気、気候はいかがでしたか?
関根:前半のピレネー山脈麓の観光では少し雨に降られましたが、その分黄葉が美しく見えました。
後半はずっと晴れ続き。
日中の陽射しは秋とは思えないほど強く感じましたが、時折吹く風が冷たかったので、観光中はマフラーやウインドブレーカーなどを持ち歩いていました。

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2010年10月21日 (木)

他人の空似(その1)

ロマネスク美術の専門書を紐解いていきますと、ビザンツ芸術や小アジアの芸術との関連が記されています。
とはいえ、専門的なお話は、専門書にお任せするとしまして、本日は、(ロマネスク以外の)旅先で見かけた、ふとロマネスクの教会を思い出してしまった諸々を、独断と偏見と直感により紹介していきたいと思います。

バルドー美術館のモザイク第一弾は、先日ツアーで訪れたチュニジアより。
古代ローマのモザイク芸術の収集で名高いチュニスのバルドー美術館からこの一枚です。

海の神ネプチューン&アンフィトリテ夫婦の上にいるこの顔!
海の擬人ポントス(確か・・・)ですが、ヒゲが海になり、頭からは寝癖のように海老かカニの足が生えています。
ヒゲの先の海ではいるかに乗ったキューピッドが遊んでいるし…インパクト大です。

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2010年10月19日 (火)

サンティアゴ直送 聖なる土産 その2

サンティアゴお香

前回に続きサンティアゴのお土産のお話です。

もらう方の趣味を選ぶ物ではありますが、小さくてお手軽なお土産、それはお香です。
アジアのお土産でよくありますが、最近サンティアゴあたりでも見かけるようになりました。

写真はサンティアゴの大聖堂内の売店で購入したものです。
ボタフメイロの絵がついていますが、かおりは、巨大香炉の中身とは違う…気がします。
でもご利益ありそうな感じ…
他にもパッケージが守護天使や守護聖人で、香りいろいろなものも見かけますので、お部屋で香焚くご趣味をお持ちの方へのお土産には手ごろでおすすめです。

なお、この大聖堂の売店は、大聖堂にまつわる書物やポストカードだけではなく、細々した磁石やらキーホルダーやらも置いていますので、自由時間などにちょっとのぞいてみるといいと思います。
ただし、行く度に置いてあるものがちょっとずつ違っているので、品切れの場合にはあしからずご了承ください。
(山岸)

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2010年10月14日 (木)

サンティアゴ直送 聖なる土産 その1

「サンティアゴのお土産は何がいいですか?」
時々、いや、わりと頻繁に聞かれるこの質問。
簡単に答えられそうで、ちょっと迷ってしまう。
「サンティアゴにいくなら名産品はこれです!」というわかり易いお土産はなんだろう?
名産品をあげるなら、ガリシアのワインや円錐形のおっぱい(!?)チーズ、あとは修道院のクッキー等がいいだろう。ただ、ワインは重いし、チーズは匂いと賞味期限が心配だし、修道院クッキーは人気が高くて行ったら売り切れなこともある。あとはガシリア風タコの缶詰なんかもあるが、大勢に配る土産としてはいかんせんコストがかかる・・・。

お勧めなのはやっぱり巡礼グッズでしょう。
ホタテの貝殻・・・ある意味超名産品だけど、サンティアゴ巡礼路をあまり知らない人が貰うと、それはただの赤い印のついたホタテ貝の残骸であり、飾り場所にも少々困るかもしれない。
杖とひょうたん・・・日本で使うにはやや長すぎるような気がする。富士山登山のときに似たような杖を見かけるが、いかんせん役立っているのか、勢いで買ってしまったがじつはちょっと邪魔なのか判断に迷うところだ。なにかもっと手軽でしかも喜んでもらえる土産はないものか・・・。

そんなあなたにお勧めのサンティアゴギフト その①は

Magnet_3

『ボタフメイロマグネット』(写真参照)
今年の6月に訪れたサンティアゴで運命の出会いをしたこのマグネット。
四角の枠の中に斜めにデザインされた香炉が「今まさに振られています」という臨場感を醸し出す珠玉の一品。萎みかけた綿菓子のような煙が香炉の蓋の隙間からたなびいているところがまたこだわりを感じさせるではないか。
しかも裏面はマグネットが惜しげもなく前面張りされているところが素晴らしい。これならば冷蔵庫に留めたレシピも扉の開閉の衝撃如きで剥がれ落ちることはないだろう。

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2010年10月12日 (火)

たまごと私

トルティージャ

添乗に出るまで、いつも頭を悩ませるものがあります。
それは、冷蔵庫の中身。
取り分け、添乗までの残り日数とともに自炊をする気力が失われるせいか、一向に減っていかない卵の数。

一人住まいの悩みどころで、生ものを残して10日~2週間家にあけるのは気が引けますから、添乗1週間前くらいから「卵コントロール」が始まります。
ゆでてお弁当に持ってきたり、卵焼きにしてみたり。

それでも調整不良で大量に残っている時は一気にオムレツにしてしまいます。
スペインのオムレツ、トルティージャを思い浮かべながら焼くのです。
(写真のようにはできません。。これは現地の人が焼いたものです)

一気に卵を使えて、他の人にも配りやすいので重宝しています。
ジャガイモもいれてホクホクに仕上げましょう。

海外の料理は難しいと思われがちですが、家庭料理を手軽に作る知恵は古今東西どのお母さんも生まれるものです。
豪快に・簡単に・肩の力を抜いて作ればいいのだそうです。
(山岸)

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2010年10月 7日 (木)

続々・スペインのビール

北スペイン、ガリシアのバール

世界の美味しいものが食べられる、日本の食文化ってすごいですよね。

キリンの「世界のキッチンシリーズ」では世界の食の知恵を生かしたジュースの新作が楽しみで、ついついコンビニのドリンクコーナーをチェックをしてしまいます。
それに続いて、先日、電車の中吊りで見つけたのはアサヒの「世界のビール紀行」。
第一弾はやっぱりドイツ、続いてベルギービールがくるようです。

ドイツやベルギーもいいですが、スペイン人も結構ビールを飲みます(前の記事
写真は北スペイン、ガリシア地方のとあるバルの様子。

個人的には飲み口が軽いカンポ・デ・クリプターナが好きですが、がつんとしたビール好きにはエステージャ・ガリシアがお勧めです。

地方ビールが豊富なので一気に全部は大変ですが、いろんな都市・地方をまたがる旅では、ぜひいろいろなビールを試してみてください!
(山岸)

>スペインへの旅はこちら

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2010年10月 5日 (火)

ロマネスクとスターバックスの意外な共通点とは!?

スタバロゴ今やシアトル系カフェの代表格、スターバックス。
緑色のロゴは遠目にも目立つので、皆様ご存知ですよね。
では、そのロゴをしげしげとご覧になったことは、おありでしょうか。

実はこのロゴ、真ん中に人魚が描かれています。しかも尻尾はふたつ。
二股の人魚といえば、ロマネスク建築ではお馴染みの図像ですね。
過去にも何度か記事として取り上げさせていただきました。
(ろまねすく教会の人魚たち→スイスイタリアスペインフランス
イタリア、チロル城の人魚

では何故、スターバックスがロゴに人魚を用いているのでしょうか?
一説によれば、その魅力で人を惑わす人魚と同じように、コーヒーが蠱惑的な飲み物であることを示唆しているのだとか。
ロマネスク教会では豊穣のシンボルとして人魚像が用いられることもあったようなので、
そんな意味も含んでいるのかもしれません。
(写真はイタリアのチロル城の人魚さん)

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2010年10月 1日 (金)

祝!1周年

サンティアゴ帆立貝

2009年10月1日に開設したブログ「ろまねすく通信」も、おかげ様で本日1周年を迎えました。
巷に情報がまだまだ少ないロマネスク芸術や北スペインのサンティアゴ・デ・コンポステラ巡礼のお話など、今後ともお届けしていきたいと思います。

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、右側にツイッターの小窓をあけました。
ロマネスクツアー、ろまねすく通信担当社員(自称「ろま部員」)のつぶやきです。
どうぞお気軽にフォローしてみてください。

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