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2010年10月 5日 (火)

ロマネスクとスターバックスの意外な共通点とは!?

スタバロゴ今やシアトル系カフェの代表格、スターバックス。
緑色のロゴは遠目にも目立つので、皆様ご存知ですよね。
では、そのロゴをしげしげとご覧になったことは、おありでしょうか。

実はこのロゴ、真ん中に人魚が描かれています。しかも尻尾はふたつ。
二股の人魚といえば、ロマネスク建築ではお馴染みの図像ですね。
過去にも何度か記事として取り上げさせていただきました。
(ろまねすく教会の人魚たち→スイスイタリアスペインフランス
イタリア、チロル城の人魚

では何故、スターバックスがロゴに人魚を用いているのでしょうか?
一説によれば、その魅力で人を惑わす人魚と同じように、コーヒーが蠱惑的な飲み物であることを示唆しているのだとか。
ロマネスク教会では豊穣のシンボルとして人魚像が用いられることもあったようなので、
そんな意味も含んでいるのかもしれません。
(写真はイタリアのチロル城の人魚さん)

元祖スタバロゴ

ちなみに現在のロゴは緑色の地色にシンプルな人魚の図ですが、これは何度かデザイン改訂を経た上での姿。
初代ロゴは焙煎したコーヒーを彷彿とさせる濃いめの茶色地に、リアルな人魚(全身)、そして「TEA」の文字が。
創立当時はカフェではなく、コーヒー豆や紅茶の量り売り専門店だったから「TEA」の文字なのですね。
また、露わな胸やおへそが妙にセクシーな人魚は、15~16世紀の図案から採用されたものだそうですよ。

こんど街中でスターバックスを見かけたら、是非ロゴにご注目下さい! 
(山本)

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