他人の空似(その1)
ロマネスク美術の専門書を紐解いていきますと、ビザンツ芸術や小アジアの芸術との関連が記されています。
とはいえ、専門的なお話は、専門書にお任せするとしまして、本日は、(ロマネスク以外の)旅先で見かけた、ふとロマネスクの教会を思い出してしまった諸々を、独断と偏見と直感により紹介していきたいと思います。第一弾は、先日ツアーで訪れたチュニジアより。
古代ローマのモザイク芸術の収集で名高いチュニスのバルドー美術館からこの一枚です。
海の神ネプチューン&アンフィトリテ夫婦の上にいるこの顔!
海の擬人ポントス(確か・・・)ですが、ヒゲが海になり、頭からは寝癖のように海老かカニの足が生えています。
ヒゲの先の海ではいるかに乗ったキューピッドが遊んでいるし…インパクト大です。
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