絵に描いた肉・その1(イタリア)
11月も半ばとなり世の中忘年会のシーズンが到来!といったところでしょうか。夜の電車の中もなんとなくうきうきしています。
そんなわけで(?)今年の忘年会は焼肉がいいなぁなんて思い巡らせている今日この頃、
ロマネスク教会で見かけたお肉の絵の数々を集めてみました。
お腹が、鳴りそうです。
まずは、南イタリア、プーリア地方のトゥラーニの大聖堂より。
プーリアのロマネスク様式教会の多くが、かつて床一面のモザイクに覆われていました。
現存するところは少ないのですが、このトゥラーニは祭壇のあたりに少しだけ残っています。
シーンは、「アレキサンダー王の飛翔」
古代ギリシャのアレキサンダー王は、この頃なんだかオリエンタルでエキゾチックな伝説上の人物として語られていて、伝説によるとアレキサンダー王はグリフィン(頭は鷲で体はライオン、尻尾は蛇で鷲の翼を持つ伝説上の生き物)に乗って空に飛び上がったといいます。
にんじんで馬を釣るように、グリフィンの頭上に肉をかざして、飛ばせます。
肉を食べようと上を目指すグリフィンが羽ばたくので、それで空に飛び上がるという仕組み。
その餌の肉。漫画みたいなお肉は枠からはみ出して描かれています。
口をあけているのがグリフィン。目が必死で、かわいくて大好きです。
続いては同じくプーリア州からオートラントの大聖堂。
ここもトゥラーニ同様に、床モザイクがありますが、保存状態でいえばピカイチ!
アレキサンダー王の飛翔のシーンもあります。
写真は、身廊床に描かれている12ヶ月の労働と黄道12宮からのシーン
…なのですが、絵を見て何月のものかお分かりになりますでしょうか??
ロマネスク教会の彫刻やモザイクで見かける「12ヶ月の労働」ですが、各月の絵柄は、その地方の現状にあわせているので、場所によって多種多様です。
オートラントでは、1月の人は火にあたって体を温めていましたが
2月は楽しくカーニバル、謝肉祭のご馳走をつくっているようです。
そう、これは2月のシーンです。
丸焼きの子豚?とばっちり目が合って、こっとこわい…けれどもなんだかユーモラス。
ついついじーっと見つめてしまうのです。
(山岸)
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