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2011年1月 6日 (木)

三賢者訪問(スイス、フランス、イタリア)

今年も1月6日がやってきました。
カトリックの教会めぐりが多いので、公現節=三賢者の訪問=1月6日!と考えがちです。
国や宗派によって祝い方が異なるのが面白いのですが、ロマネスク美術でも、この三賢者の訪問の描き方がいろいろあって面白いです。
フランス、ショーヴィニー、サン・ピエール教会の三賢者訪問
昨年三賢者の訪問としてご紹介しましたのは、大変有名なオータンのものでしたが、
あちこちの教会で、三賢者訪問の場面を描いた彫刻や絵を、目にすることが出来ます。

1枚目は西フランス、ショーヴィニーにありますサン・ピエール教会の彫刻。
色は19世紀に、製作当時の色を再現すべく塗られたもので、一見すると派手派手ですが、大理石模様の柱の上に、堂々と乗っかっている柱頭です。
玉座のような聖母に威厳あるポーズのイエス。
両サイドに跪く賢者達が特徴的です。

フランス、ノアンヴィック、サン・マルティン教会の三賢者訪問

2枚目も同じくフランスから。
ノアン・ヴィックのサンマルティン教会のフレスコ画です。
(少し見えづらいのでコントラストを強くしています)

3人が馬で駆けつける場面と、聖母子に謁見する羊飼い達が連続で描かれている事もあり、とても躍動感に溢れています。
疾駆する馬の足やたなびくマントにご注目。
聖母子の穏やかでぬくもりに溢れる描き方も素敵です。

スイス、ツィリスのサン・マルティン教会の三賢者訪問

3枚目はスイスより。
度々登場しているツィリスの天井画です。

写真の下側、ご訪問の場面は、3枚に分かれていますが、
上も既に三賢者訪問の話が始まっています。
天使に導かれ旅をする賢者達(3人が一コマずつにそれぞれ描かれていてとっても贅沢!)。
ヘロデ王に謁見する3人、繋がれた馬と続いて、ついに新しいユダヤの王のもとへたどり着いたのが下の場面です。
マスの区切れ目がうまく場面を別けていて、繋がれた馬達、3人の賢者、聖母子とが緩やかに続く一場面として描かれています。

イタリア、サンタ・マリア・チェッラーテの三賢者訪問

最後にもう一枚、南イタリアレッチェの近く、サンタ・マリア・チェッラーテ教会の入り口に描かれた三賢者の訪問。
先日、クリスマスの時に紹介した聖母子なのですが、実はご覧のように頭あわせで三賢者の訪問を受けていたのです。

よく見ると、両者の頭の間には星が輝いています。
押し合い圧し合い?もじもじ??な様子の3人がほほえましい。
可愛らしい彫刻です。

さて、色々ご紹介しましたが、皆様のお気に入りはどれですか?
そこここで表現が異なるので、これも見比べると楽しい図像の1つです。
(山岸)

>フランスの旅はこちら、イタリアの旅はこちら

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