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2011年5月24日 (火)

思い出の味:テティージャ(スペイン)

ワインがお好きな方ならばフランスのAOCやイタリアのDOCGといった原産地を保証する表記をエチケットに探す方も少なくないかもしれません。
原産地や伝統的な材料や工法を保証するのはワインだけではなく、スペインではチーズやハムといった産物にも同じように製品を保護する制度があります。
チーズの場合にはDOPと呼ばれ、北スペインは緑が多く酪農も盛んなことから色々な種類のチーズがDOPとして保護されています。

スペイン、ガリシアのDOPチーズ、テティージャ今日はそのうちのひとつ、ガリシア地方のDOP、テティージを紹介します。
テティージャの名前はこの円錐形の形から来ていて、「ちいさいおっぱい」という意味。
直径15センチくらいの円錐形を前に、小さくないよ~と思うのはアジア人くらいかもしれませんが、特徴的な形と名前は一度聞いたら忘れられません。
スペインチーズは山羊や羊の乳を使用したものも多いのですが、このテティージャは牛乳を使っていますので、日本人の口に合うタイプのチーズだと思います。

外側は硬いのですが、内側はとろんとしていて柔らかく、レーズンパンなんかにぬって食べるのがおすすめ!
火を通しても良いのですが、まずはそのままでどうぞ。
生タイプより少し値は張りますが、スモークタイプも、チーズ好きの方にはおすすめです。

サンティアゴ・デ・コンポステラの目抜き通り、フランコ通りの土産屋などが、よく試食販売をしていますし、自由食のときに「チーズの盛り合わせ」などで注文されてもいいと思います。

(山岸)

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