北スペインのガウディさん(1)~レオン~
モデルニスモ建築の巨匠、アントニオガウディ。
多くの日本人が手掛けたサクラダ・ファミリアやグエル公園、グエル邸などバルセロナに残した作品は著名ですが、北スペインを旅していると意外なところでガウディの作品に出会います。
今回は、北スペインの旅で出会うガウディ作品にスポットを当ててご紹介したいと思います。
トップバッターは旧カタルーニャ・レオン王国の都、レオンから。
サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路や、古代ローマ時代の遺跡もあり観光ポイントが盛りだくさんのレオンですが、街の中心に聳えるゴシック様式の大聖堂から、ダウンタウンへ向かうメインストリートが広くなったところに、ガウディの作品である「ボティーネス邸」があります。
設計は1891年、製作は92~93年。
ボティーネス邸というのは通称で、ボティーネス氏とオムス氏という2名が共同で設立した会社の2代目である、オムス氏の義弟フェルナンデスとその共同出資者アンデレスのオフィス兼住居として設計された建物です。
フェルナンデス&アンデレスの取引相手にガウディのパトロン、エウセビオ・グエルがおり、設計にあたりガウディが推薦されたようです。
こんなところにガウディ?と最初は思うのですが、入り口の上に大きくおかれたドラゴンを対峙するサン・ホルヘ(聖ゲオルギウス)や鉄柵の絡まり、優美な曲線と屋根の形状など、じっと見ていると、あ、ガウディ。と思える箇所がたくさんあります。
現在ボティーネス邸は銀行の建物ですが、人通りの多い広場に面していることもあり、なんとなくいつも周囲は賑やかです。
館に向かって、広場の端でスケッチをするガウディさんの像もあり、ベンチに一緒に座ったりして写真を撮るのも楽しいものです。
(山岸)
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