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2011年7月28日 (木)

夏は教会で納涼…(イタリア、スイス、スペイン)

日本の夏の怪談や肝試しといえば、お寺や神社が多いですが、現役の教会というのはあまり聞かないですね。
中世の怪物の彫刻で溢れた回廊を、夜一人で歩くところを想像すると結構怖いですが、どちらかというと教会は神々しさの方が漂う場所なのかもと、一人で納得しています。

しかし人の像や絵が多く薄暗い教会は、時にぎょっとすることもあります。

例えば写真は、イタリア、ミラノ近郊にあるローディーの大聖堂扉口。
頬杖をついている右端のイブを撮影したのですが、あとで拡大して思わずギャーッとなりました。

イタリア、ローディーカテドラル柱の上の、まぐさ石の影にいたこいつ!
怖すぎです。
顔もポーズも。
何で気付いてしまったのだろう…と思うショット。
葉人間やガーゴイルの類で人面の彫り物は見慣れているはずなのですが、この顔はダメです。
怖すぎです。

主役のアダム&イブ以上に、怖い。

スイス、ジョルニコのサンマルティン教会
続いての一枚は聖三位一体を現したものなので、怖いなんて言ってはバチがあたりそう。
でも怖い。

怖すぎるためかこういう三位一体の表現は17世紀ごろ禁止にされたそう。
さもありなん。

最近3D動画の編集を時々担当するのですが、メガネを使わず立体視しているときに見える映像に近いな、などと考えてなんとか怖くなくなりました。
でも現地で見つけたときはとっても怖かったです。
スイスのジョルニコにあるサンニコラ教会です。

スペイン、リポールのサンタマリア修道院教会最後にもう一点。
スペインのリポールから。
「石の聖書」としてカタルーニャ三大ロマネスク芸術に数えられているリポールのサンタマリア修道院付属教会の扉口には、実に様々な紋様が。

さてその有名な扉口の、アーチ状の入り口内側に描かれているのがこちら。
カインによるアベルの殺害。
というよりも遺体遺棄現場。

カインの目も怖ければ獲物も怖い(鎌なんだもの!)
真顔でその手をどこへ振り下ろすの?!という構図。
人類最初の殺人現場はとっても恐ろしい図です。。
顔が磨耗してぼんやりした分、かえってアベルの顔、目が開いてるように見えてしまうのも、また怖い。。

(山岸)

>スペインほかロマネスクの旅はこちらから

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