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2011年7月12日 (火)

新しい世界遺産:ベネヴェントのサンタ・ソフィア教会(イタリア)

ベネベントのサンタ・ソフィア教会 先日、2011年の新世界遺産が発表されました。
日本からは中尊寺と小笠原諸島が新たな世界遺産となり、嬉しいニュースとなりました。

さて、われらがロマツアーで訪れる見学地の中でも、新たに世界遺産登録されたところがあります。
登録名としては「イタリアのランゴバルド王国、568~774年にかけての権力域」。
ちょっと抽象的でわかりづらいですね。
具体的な建造物がいくつかあるのですが、今日はその中から南イタリア、ベネベントのサンタ・ソフィア教会を紹介します。

ベネベントのサンタ・ソフィア教会南イタリア、カンパーニャ州のベネヴェントはローマの宿敵サムニウム族の暮らす土地でした。当時は「マルヴェントゥム(悪い風)」という名前だったのですが、前275年にローマが初めてこの街でサムニウム族に勝利し、その記念に「ヴェネヴェントゥム(良い風)」と改名されました。
その後、ローマからブリンテジまでアッピア街道が走ると、ベネヴェントも街道沿いに経済都市として繁栄をしていきました。
やがて西ローマが崩壊し北からランゴバルトがイタリアに流入し、このベネヴェントはイタリアにおけるランゴバルト族の最南端の公国となりました。
当時のものとしては、今の市の大型駐車場辺りに城壁の一部が、また、町の中心にサンタソフィア教会が残っています。ベネベントのサンタ・ソフィア教会

サンタソフィア教会は8世紀後半に、ランゴバルト族アリキス2世によって建てられました。
角柱と円柱がまざり、半星型と半集中型が融合していて独特な雰囲気を醸しています。
現在はサムヌウム博物館となっている併設の修道院には、12世紀のロマネスク様式の回廊があり、ユニークな柱飾りや柱頭彫刻が印象的です。

(山岸)

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