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2011年7月 1日 (金)

【共通テーマデー】忘れられない味~ブータン~

ブータンの珍味、エマダツィ本日はユーラシアのブログ共通テーマデーということで、テーマを聞いて脳内を駆け抜けたブータンの珍味、エマダツィを紹介したいと思います。

辛いもの好きな人間にとって、辛さは麻薬です。
一度味を知ったらやみつきになり、写真を見ただけで、食べた時の脳天を突き抜けるような辛さの記憶が甦り、「食べたい」という衝動を抑えられなくなります。
私は決して辛いもの上級者ではありませんがブータンのエマダツィは本当に美味しい。
一度食べたら、忘れられない。あの味の為だけにまたブータンに戻りたくなる。

もうこのブログを書き始めた、まさにこの瞬間にも唾液がジワーッと口の中に広がって、
頭の中はエマダツィでいっぱいです。

ブータンの珍味、エマダツィ「エマダツィ」は赤米と並ぶ、ブータンの代表的な国民食。
なのでここでれっきとした代表選手を「珍味」として紹介するのは、何だか大変失礼な気がします。
ブータンの人々はほぼ毎日3食、このエマダツィと特産の赤米を大盛りで食べています。

エマダツィのエマは青唐辛子、ダツィはチーズという意味です。ブータン特産の青唐辛子とダツィ(チーズ)で煮込むという、ちょっと日本では考えられない組み合わせです。
通常、青唐辛子やチーズはそれぞれご飯のおかずにはなり得ませんが、この両者が一緒になると不思議と
ご飯にピッタリのおかずになります。
写真の通り、ご飯と一緒のお皿に盛り、スプーンでご飯と一緒に口の中へ。クリームシチューのようにとろけたチーズがご飯に絡み、クリーミィなドリアのよう。穏やかな味わいの後には、突然激しい辛さが襲ってきます。この辛さで食欲が倍増する為にいくらでも赤米がどんどん進みます。一般のブータン人はそれでも辛みが足りないのか、食事の合間に生の青唐辛子を少しずつかじりながら、汗一滴垂らさずに涼しい顔をして黙々と食べています。
ブータンの人々は当然のことながら普段から食べ慣れていて、その時一緒だったガイドさんの3歳の子供は既に唐辛子をかじっているそうです。

しかし我々日本人にとってはやっぱり辛い。
飲み込んだ後もずっと強烈な辛さが口の中に残り、思わず水を飲んでしまいますが更に辛さが口中に広がり
ピリピリは口の中、さらには唐辛子に触れた唇まで痺れてきます。食事が終わる頃には、顔はまっかっか、汗と鼻水で顔はグショグショになり、頭はボーッとしてきて目が虚ろになってきます。
たかだか一食食べただけなのに、何だか大変なことを成し遂げたような不思議な達成感に包まれます。

こんなにつらく、大変な思いをしたのに、また食べたくなる。
やはり辛さは麻薬。
恐らく今日はずっと、頭の中は「エマダツィ」でいっぱいです。
(上田)

>ブータンの旅はこちら

【共通テーマデー「忘れられない味」】
〔添乗見聞録編〕~チベット風野菜スープ~
〔倶楽部ユーラシア編〕~リビアのクスクス~
〔ぶらり秘境探検隊編〕~キューバのモヒート~
〔ろまねすく通信編〕~ブータンのエマダツィ~
〔船の旅便り編〕~アマゾンのピラニアの素揚げ~
〔パゴタの国からミンガラバー編〕~インダー族の魚とトマトの煮込み料理~

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