床モザイクにご注目!(イタリア).
小さな石やガラス片を並べて描くモザイクの歴史は古く、ガラスを発明したエジプトや、自然石で美しくモザイクで遠近感のある絵を描いた古代ギリシャ、ローマとその技法は花開き、キリスト教が浸透し、モザイクが教会を飾るようになると、それまで床を彩っていたものが、壁にかけられ、天井を彩るようになりました。
そう、モザイクはそもそも床に絨毯のように敷かれていたものです。
そのため、痛みが激しく、現存しているものも損傷がかなりあります。
例えば、写真はチュニジアの首都チュニスにある、モザイクコレクションでも有名なバルドー美術館(現在修復のため一部のみ公開)にあるモザイクですが、
トラの敷物、、モザイク版。暑い夏もこれならゴージャスな気分を味わえそうな一枚ですが、残念なことに手足の大部分が剥落してしまっています。
よく踏んづけられる所だったのでしょうか。。
さて、ローマの後、モザイク文化が大きく花開いたのが東ローマ、ビザンツ世界においてでした。
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