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2011年8月 1日 (月)

【共通テーマデー】わたしの中のヒロイン~ジョルジア・ボスコロ~

イタリア、ヴェネツィアのゴンドラ最近は暗いニュースも多かったので、先日の女子サッカーワールドカップ優勝のニュースは久々に熱くなりました。
同じ女性として世界で活躍する女性達の話を耳にすると「みんな頑張っててすごいなぁ」と、ただただ関心するばかりです。
でも「初の女性○○」と言われると、「どうしてその世界に入ったの?きっかけは?どんな苦労がありますか?仕事仲間はみんな男性ばかりでガールズトークが出来ないのでは?」などなど、とどんどん興味が湧いてきます。

最近私が注目しているのは2009年にヴェネツィア史上初の「女性ゴンドリエーレ」に認定されたジョルジア・ボスコロ(Giorgia Boscolo)さんです。

イタリア、ヴェネツィアゴンドリエーレとは、ヴェネツィアの運河を運行するゴンドラの漕ぎ手。老若男女が憧れる花形職業なのです。
そのゴンドリエーレになるのは実はとても大変なこと。
ヴェネツィアの歴史や美術に精通しているのはもちろんの事、語学にも長けている事が条件で、難しい試験にパスしてようやく認定されるのです。
ゴンドラ漕ぎは父から息子に代々伝えてきたもので、ヴェネツィア人の血を受け継いでいる家系の男性でなければいけないという暗黙の決まりがあったのです。

「7歳の時からゴンドラを漕いでいたわ!」と自信満々にインタビューに答えるジョルジアさん。
ゴンドリエーレだったお父さんに憧れて、自分もゴンドリエーレになるのが子供の頃からの夢だったそうです。
認定される前は、ホテルでの仕事でお客様の送迎の為にゴンドラを漕ぎ、水上警察から罰金を取られた事もあったそうです。
ライセンスを持つ今は堂々とその姿を披露できるわけですね!
一度はジョルジアさんの漕ぐゴンドラに揺られてみたいものです。

イタリア、ヴェネツィアのゴンドリエ(ゴンドラのり)たちところで、ジョルジアさんは2児の子を持つママ。
子供を育てるという女性としての役目を果たしながらも、明るくパワフルに男性の世界で仕事をしています。
男性でも力がいるあの重たそうなゴンドラ、お客様が乗ったらさらに重くて大変でしょう。
ジョルジアさんはきっと、それを表面には出さずに颯爽と漕いでいるに違いありません。
自分がゴンドラを漕ぐ事を想像したら何故だが手に力が入ってしまいました。

ヴェネツィアのゴンドラ協会会長のアルド・ロッソ氏は彼女の合格を歓迎しているそうですが、残念ながら、伝統を破ったとか、女には無理だとか言う人がいる事も事実です。
ヴェネツィアゴンドリエーレ900年の歴史の中でずっと男性だけだったのだから無理もありません。
ただ、せっかく実現した子供の頃からの夢なのだから、負けずに頑張って活躍して欲しいと思います。
(関根)

>イタリアの旅はこちら
>〔3D試験放送〕ヴェネツィアのゴンドラセレナーデ動画はこちら

【共通テーマデー「わたしの中のヒロイン」】
〔添乗見聞録編〕~ダリットの女王マヤワティ~
〔倶楽部ユーラシア編〕~イザベラ・デステ~
〔ぶらり秘境探検隊編〕~動物のお母さん~
〔ろまねすく通信編〕~ジョルジア・ボスコロ~
〔船の旅便り編〕~ジョセフィーヌ・ド・ボアルネ~
〔パゴタの国からミンガラバー編〕~女王シンソープ~

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