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2011年8月26日 (金)

旅のお供に:アーヴィング・ウォーレス『イエスの古文書』

1983年に『「新聖書」発行大作戦』というタイトルで、世界的ベストセラーを飛ばした作品の改題・編集作。

ある日、アメリカの広告業界で活躍主人公のもとに舞い込んだ、世界をひっくり返す「新しい福音書」発見のニュース。
そして、それを元に極秘裏にすすめられる「新聖書」発行プロジェクトへの誘い。
アメリカからオランダ、イタリアへと舞台を転じ、聖書発行を妨害する組織との攻防をへて、果たして「新聖書」は刊行されるのか、そして世界はそれをどう受け止めるのか……。

ブラウンの『ダヴィンチ・コード』に先立つこと約30年前!に書かれた物語。
改題しても時代背景はそのままなので、通信事情や交通手段など、ちょっとノスタルジックな表現も多いですが、そこはまあ、お含み置きいただいて…アナログな世界観を楽しみながら読んでいくとおもしろいですよ。

クライマックスは賛否分かれる所でしょうが、それもまた聖書やキリスト教をテーマとした小説ならでは、というところでしょう。

具体的な地名が随所に出てきますので、記憶とリンクさせながら読むのが楽しい作品のひとつです。
(山岸)

>ヨーロッパへの旅はこちら

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