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2011年10月13日 (木)

免罪の門(続編)

レオン、サンイシドロ教会の免罪の門、開いてた以前、スペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステラ他の場所にある免罪の門を紹介しました。
先日、レオンを訪れた時、なんと一年遅れでレオンのサンイシドロ教会の免罪の門が開いていたのでご紹介します、、

サンティアゴ巡礼路の免罪の門は、聖ヤコブの大祭年、すなわち使徒ヤコブの日である7月25日が日曜日にあたる年に、サンティアゴにあわせて開放されるのが通例ですが、
昨年は他の所は結構閉まっていたのです。

それがなんと今年行ったら門が開いていて
列もなくくぐり放題。
免罪の門、効果はいかに…

レオンのサンイシドロ教会は、イスラム教徒の驚異からセビリヤの聖人サン・イシドロの聖遺物を守るため、はるばるこちらへ遷されたのが始まりです。
その後、レコンキスタの旗手、西ゴートの残党がアストゥリアス王家を築き、
首都をレオンに移した後に、代々の菩提寺としどんどん大きくなりました。
父から王位を引き継いだウラカ王女が尽力したとも伝えられます。
レオン、サンイシドロ教会の入り口(現在柵があるので少し遠い)フレスコ画が美しい王室礼拝堂に隣接する教会は、祭壇部分は後に改築されていますが、
馬蹄形アーチや市松模様の彫刻等、ロマネスク色が強い装飾が施されていて、作られた時代を感じさせます。

教会の南に2つ扉口があり、東よりのものが聖ペテロと聖パウロに守られた免罪の門、西より野ものが通常出入りに使われている入り口です。
(西側の扉は、王室礼拝堂に通じているため締め切ったままです)

この、普段出入りしているあたりがちょうど工事中で、今代わりに免罪の門があけられているようです。
何時間も並んでくぐるサンティアゴのそれと違い、言われなければただの扉口なのですが…
たまたま通れた今回は、なんだかとてもラッキーな経験ができました。。
(山岸)

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