思い出の味:スペインのSURIMI
学生時代の友人に、鹿児島出身なのに練り物が苦手、というのがいましたが、
さつま揚げやはんぺん、ちくわ、かまぼこなど日本のすり身料理はいろいろありますね。
海外ですり身料理、と言って思いつくのは、例えばフランスのクネルでしょうか。
(写真は、フランスのブロワで出てきたクネル。上にパン粉をかけてオーブンで焼き、白アスパラが飾ってありました。)
さて、竹輪もサツマ揚げも鱧のツミレも大好きな私が、個人的に最近注目している「すり身」は、スペインのスーパーに並ぶすり身加工製品です。
自由時間に皆様をスーパーにご案内する度に、チルドコーナーが気になるようになった発端は、北スペインの名物料理アンギュラスです。
アンギュラスはウナギの稚魚なのですが、乱獲や自然環境の変化で本物は激減、、、かつての名物料理も今では超高級品となり、お目にかかれることはまずなくなってしまいました。
そこで代わって、近年食卓にのぼるようになったのが、人工アンギュラス。
廉価にアンギュラスが楽しめるようになり、レストランのメニューにも戻ってきました。
(本物は滅多なことではもう見つかりません。残念ながら)
さてある日、その瓶詰めを手にとってラベルを見てびっくり。
ingredientes(成分、日本式表記では原材料)の筆頭に「SURIMI」とあるではありませんか。
本当に「SURIMI」って、書いてあるのです。
初めて見たときは何度も見返してしまいました。
括弧つきで「白身魚」「塩」などの付け足しもありましたが、およそSURIMIで意味は通じているようです。
ちなみに、アンギュラス以外にも、日本でもおなじみカニカマやロブスターの身のような大きさ&模様のエビカマ?やイカ風SURIMI、果てはSURIMIステーキなど、多種多様なSURIMI製品がスペインのチルドコーナーを賑わしていて、とっても興味深いです。
日本でも食品表示はかなり厳しくなってきましたが、スペインでも以前はラベルに大きく「ANGULAS」とあったパッケージが、最近は「SURIMI(アンギュラス風)」みたいな書き方のものが多くなってきたきがします。
(ちなみに上のパッケージの写真は味のイメージです。ニンニクや唐辛子風味ですが、モノは入っていません。。)
チルドは難しくても缶詰は持ち帰り安いですし(重いけど)、魚肉は検疫も問題ありませんので、珍しい物好き・お料理好きの方には珍しいお土産で面白いかもしれません。
カニカマのように、サラダに乗っけたり、缶詰の油ごと炒めたり、オムレツに入れたり…色々な使い方ができますよ。
イカやエビなんかと炒めるのもおすすめです。
(山岸)
>スペインの旅はこちら
| 固定リンク
「国:スペイン」カテゴリの記事
- カタルーニャで出会ったぷくぷくマリア様(2017.04.20)
- 【巡礼路TV番組】9/7放送「スペイン横断800キロ平岳大と情熱の巡礼路」(2014.09.05)
- 【共通テーマデー】私の好きな小村~ジローナ~(ユーラシア旅行社で行くスペインツアー)(2013.11.01)
- 【共通テーマ】私の好きな美術館、あの作品 (ユーラシア旅行社で行くスペイン)(2013.09.03)
- スペインのマリア様(2013.08.17)
「名物料理」カテゴリの記事
- 【共通テーマデー】食べ物で感じる秋の気配~教会で見つけた秋の物詩(フランス、イタリア、イギリス)~(2013.08.01)
- 【共通テーマデー:暑い日におすすめの一品】 夏はアイス!(北スペイン)(2013.06.04)
- 思い出の味~北スペインのタコ(2012.10.02)
- 思い出の味:ポルトガルのイワシ(2012.09.26)
- 貝の季節~ムール貝(南イタリア)(2012.08.16)
「著:山岸」カテゴリの記事
- 蘇るローストチキンの伝説(2017.08.02)
- 北欧ロマネスクの旅を発表しました(2017.03.05)
- ドイツでロマネスク?!(3)ヒルデスハイムの青銅扉(2016.11.04)
- ドイツでロマネスク?!(2)ハルバーシュタットのタペストリー(2016.10.25)
- ドイツでロマネスク?!(1)フライジングの野獣の柱(2016.10.21)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント